ここしばらくベランダアンテナでよく遊んでる。
ただ遊んでるだけではなくいろいろ実証したい事があったり実際に経験することによって的確なアドバイスが出来るようにするためのお勉強のつもり。
いや、ただスキやから遊んでるだけ・・・(汗)
参考になるかどうだかという記事をいくつか書いた。
http://www.je3yui.com/blog/2015/07/post-509.html
http://www.je3yui.com/blog/2015/08/post-510.html
http://www.je3yui.com/blog/2015/08/post-517.html
http://www.je3yui.com/blog/2015/08/post-518.html
その後も2種類のアンテナをより多く体感しようと毎日とはいかないまでも運用している。
このアンテナではなにほども運用していないがとりあえず私なりのまとめとします。
私の運用スタイルと私の設置環境での話です。
国内のQSOはあまり興味がありません。
国内QSOをやらない訳ではないですがどちらかと言うとDXがメイン。
小さなアンテナでDXを狙おうとするとフォーン(SSB)ではかなり厳しいものがある。
そうなるとCW・RTTY・PSK・JT65などのモードになる。
と言う事はどのバンドでもバンド内での運用周波数を絞ることが出来る。
いうなればSSBで運用する帯域を捨てることが出来る。
そういう運用スタイルでは同調型(自作4バンドモビホ)に軍配が上がります。
帯域が狭い分わずかにでもノイズが少ない。
Sメーターを振らせてくるくらいの局ならなんとか拾ってもらう事が出来る。
何度も?を打たれたりするがこれはこちらの出力が50Wだからかもしれない。
いや、200W出せば多少は違うかもしれないだろうけど50も100もたぶん同じだろう!?
珍しいエンティティーのペディ局を狙うなんて恐れ多いと思う設備だが、アフリカが聞こえてると呼んでしまうのは悲しい性だろうか(笑)
でもPSKやJT65ならアフリカも難しくない。
実際に今回のアンテナでアフリカの局とQSO出来ている。
ちなみに今回実験し運用してるアンテナは2Fのベランダなので地上高5mほどです。
同じ環境に設置したATU式のいわゆる釣り竿アンテナでも同じような運用をしてみたが、Sメータ9くらい振ってる局でもQRZや?の連発。
運が良ければ拾ってもらえるくらい。
そしてノイズも高いので弱い信号は聞こえない。
JT65でも-10dBくらいの信号の局を呼んでも返ってくるのは-20dB前後。
どうかするとまったくデコード出来てないんだろう、なにごともなかったように再びCQを出される始末。
先日こちらには-13dBで来てるロシアの局を呼んだら-24dBと言うすごいレポートをもらった。
これだけ送受信のバランスが悪いと使いにくい。
同調型アンテナはこんなにバランス悪くは無い。
特に呼びまわり(自分からCQを出すのではない)運用では聞こえてる局を呼んでも取ってもらえない事が多かった。
自分からCQを出すと聞こえてる局が呼んでくるわけだから応答があればその信号は必ず強い。。
このようなことから私の運用スタイルでは同調型を選択することになる。
ただし、このアンテナ(現在の調整)ではSSBに出られない。
アンテナチューナーにお願いすれば出られることは出られるがそんなんではまったく飛ばないしそもそも同調型とATU式を比べてる意味すらおかしい話になる。
それと雨の日も運用できない。
アンテナ(コイル)に水滴が付くと同調点が大きくずれるのでSWRが高くなってNG。
SSBで仲間とラグチュウしたり国内の記念局を呼んだりする、また雨の日でもなにかしら運用したい。
私の場合はそんなとき用のサブアンテナとしてATU式アンテナに活躍してもらう。
これならどこの周波数でも晴れでも雨でも関係なく運用するこことが出来る。
実際に集合住宅で複数のアンテナを突き出すのは難しいだろうと思う。
1本しかダメとなるとどっちを選ぶか!?
それは運用する方の「運用スタイル」によって考えるべきですね。
どっちが「良い/悪い」ではないです。
自分の運用スタイルに「向き/不向き」という事です。
HF初心者さんにはそれぞれのバンドの聞こえ方や運用状況など多くの情報を自分の耳で聞いて体験してほしいと思うので万能型のATU式が良いと思う。
そして運用スタイルが確立してくればバンドやモードを絞ってより自分に向いているアンテナへシフトしていけば良いだろう。
その時に2本設置できるならATU式は撤去せずサブアンテナとして頑張ってもらおう。
私の考え方にすぎませんが、まずはその世界を広く浅くで良いから多くの情報を集め体験しながら自分に合った遊び方を探る。
それ用のアンテナがATU式
魚釣りで言うと万能竿と言う事でしょう。
そして自分はアユ釣り、いやヘラブナと言うようにスタイルが決まれば専用の竿を導入する。
それがモノバンドだったりデュアルバンドだったりの同調型アンテナだろうと思う。
コンテストやアワードハンティングでいろんなバンド・モードに瞬時に切り替えられるアンテナでないとダメと言う運用スタイルもあるのでその場合はATUが断然有利でる事を付けくわえておきます。
この話、商売的には・・・
HFを初めてやる(買う)方に、アンテナをベランダに付けたいけどどうしたらという問いに対して・・・
とあるお店では、7MHzが一番よく聞こえるから7MHzもモービルアンテナとマグネットアースを買ってベランダに付けたら大丈夫です。
調整は無線機のATのボタンをONにしておけば大丈夫ですから。とアドバイスしたところがるらしい。
マジですか!?と思うような話だ。 (これ、実話)
まったくウソではないがこんなこと真に受けてやったってまずまともには出来ないでしょう。
それにその方の運用スタイルを最初から7MHzに押し付けるようなことも良くは無いと思うし・・・
そんなお客様がいろんな店へ行って話を聞いてみようと思いウチへ来られたら、ヘンコな店主の講釈聞かされATU式を勧められると「難しいこと言うて高いのを買わそうとしてるな!」と思われるんでしょうか!?
でも前者のような勧め方は
絶対できないんですよね~
これも悲しい性でしょうか・・・(笑)
今晩は、いつも、記事を楽しみにしています。アンテナの追及は
永遠のテ₋マですね! 今度は、何をされるか期待してます。当局は、制限付き一戸建ハムで、AH4+直角三角形型DLANTで、7~29MHZへQRV中です。
JA3UVRさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
▽アンテナですよね。
実はこれも気にはなっているんですが、そこそこ大きな▽にしないとATUにも負荷が大きいだろうし終端抵抗を入れたりいろんな方法があるしなぁ~とは思っています。
一辺はどれくらいの大きさにされているのか、ノイズ、送受信のバランスなど興味あります。
機会があればぜひ教えてくださいね!
おはようございます。JF3LFL様返信有難うございます。
DLの長さは、全長≒8m長で、斜めエレメントは、≒2.5mです。通常のDLでは、水平部にあたる部分は、当局では、傾斜になっていますので、電波の輻射は、水平ではたぶんなく面白い飛び方と思います。約15年位UPしてますが、台風にも折れた事は、有りません。 2本の釣り竿(垂直1本+水平1本)にサガ電子さんのアンテナ線を沿わし斜めエレメントは、エナメル線0.6です。 100W+このANTは、限りが、有りますが、ヨ₋ロッパ、南米、北米等の局と交信は、それなりに出来ます。尚、終端抵抗は使わずAH4は、一回も焼けてません、おそらく、100W以内を守っている点もあると思いますが、私は、CQ誌の快適無線研究所のJJ1vkl原岡OMの記事が好きで、参考によくしました。今後も3エリアのハムの為に御尽力をお願い致します。
DE JA3UVR TNX
JA3UVRさん、さっそくコメントありがとうございます。
設置されてる感じがおおよそつかめます。
▽が半分寝た感じで垂直でも水平でもないんだろうと思います。
電離層に当たると偏波面は変わるでしょうから大きく影響することは無いと思ってます。
DXに対しては打ち上げ角の方が重要ではないかと・・・
ベランダアンテナなんて指向性やら打ち上げ角なんて言ってられない条件でやるわけですから思うように飛ばなくて当たり前かもしれません。
それをなんとか少しでも・・・とやるのが趣味の世界だと思っていますので何年もこんなことをやってるんです。
やっていることの意味と言いますか趣旨のようなことが多くの方に通じると嬉しく思います。
JA3UVRさんから嬉しいお言葉をいただき光栄です。
少しでもお役にたてれば良いのですが・・・