JT65と言う通信方法(モード)がHF帯ではやりかけたころからデジタルモードに取り組んでいる。
その当時CWでも聞こえない信号が目で見えて交信できるすごいモードだと!
しかしJT65では1QSOに4~5分かかるのでどうも辛気臭い感が払拭できずイライラしながらのQSOだった。
スピード感のあるFT8モードが認可されてからは世界的に運用者数が急増し大流行となっている。
新型コロナじゃなく業界的にはウエルカムな大流行だ!(笑)
CQ誌などの専門誌でも幾度となく特集され『簡単』に始められると多くの人が始めただろう。
当店では多くの方をFT8運用に導き深みにハマっていただいた方も少なくない。
なぜ深みにハマるのか!?
『簡単』ならきっと飽きるのも早いだろう!?
私が思うにHF帯のFT8運用は決して『簡単』ではないと思う。
単純にQSOするだけなら『簡単』なのかもしれない!?
FT8でウォーターフォール画面や受信音をモニターしていると時々とんでもない電波を出している局に遭遇する。
この画像の局なんてFT8は俺のものだ!と言わんばかりに帯域を独占する勢いだ!!
もちろんこの局のコールサインをいっぱいデコードする始末。
どうしたらこんな素敵な電波が出せるのだろう!?
もし私の知り合い(お客さんなど)ならすぐに連絡して直すようにするだろう。
音をモニターしていると、Windowsの動作音らしきポロンという音がFT8送信音に乗っている局。
送受信切り替わり時にゴーだとがガサガサだとかブーンだとかのひどい音をを送信している局。
そんな局はたいていその音(ノイズ)が出る時に帯域がドカンと広がる傾向にあるようだ!
逆走(逆シーケンスで相手を呼ぶ)する方もよく見かける。
交信したい相手と同時送信することになるのでいつまで経っても交信できるはずがない。
どのような操作をして逆シーケンスで呼ぶようなことになるのか不思議である。
時間(DT)が大きくずれたまま延々と呼び続けている方も時々いますねぇ!
運が良ければリターンあるけど相手にデコードされていない可能性もあるわけで・・・
こんなことすべてを解決しうまく操作してQSOするわけで、これを『簡単』と言っていいんでしょうかね!?
その昔、オートフォーカスの操作の『簡単』なカメラのことをバカ@ョンカメラと言ってましたね。
FT8は決してバカ@ョンモードでは無いと思っています。
開始当初からするとかなり『簡単』にはなっているがやはり複雑で難しい設定が必要。
WSJT-XもJTDXも今は日本語対応になったがちょっと前までは英語表示。
専門誌の特集記事やWeb上で書かれているいろんな記事を見てFT8デビューをされる方は大変多くいらっしゃるでしょうし良いことだと思います。
自分ではちゃんと出来たと思っていても先に書いたようにとんでもない電波を出していることになってるかもしれません!?
心安い仲間が居ると「おい、あんたおかしな電波出てるで! ちょっと止めて設定見た方がええよ!」とでも言ってくれるでしょうがただローカル局ってだけではそこまで言えませんよね。
それよりローカルにそんな汚い電波の局が居たらアドバイスどころじゃなく自分の運用の邪魔になって仕方ないからもう止めてくれ!と思うでしょう。
そんなことが原因でローカル局と気まずくなることが無いように。
アマチュア無線は群れてするものではなく個人競技だと思っていますが教えあったりある時はライバルであったりする仲間は必要ですね!
(コンテストなどは団体競技の場合もありすべてが個人競技であるという意味ではありませんのでご理解願います。)
是非FT8を楽しく運用しさらにスキルアップしてもっと楽しんでいただきたい。
そしてひとつハードルを越えたら次に高いハードルを設定して自ら難しいこと(アワードなど)に挑戦することでFT8での運用がより楽しくなりワンランク上のスキルが身に付くでしょう。
1日1回FT8の画面を見なければ取り残された感がある!?
ピロピロという音が聞こえないと不安になる。
無線室に居なくてもFT8はずっと受信状態だ!
そんなあなたは立派な依存症です。(笑)
そう、どっぷり深みにハマっていますね(笑)
FT8の魅力がイマイチわからないとか本当にどこがおもしろいのかよくわからない!?
みんながやってるし知人にもやれよと言われたがなんか最初の一歩が踏み出せない。
こんなこともよく聞きます。
当店ではFT8の重症患者さんを多く診察させていただいております。
(大変失礼な言い方で御免なさい。 ブログ上の表現ですのでご勘弁願います。)
重症化すればするほど面白くなるでしょうしスキルも上がっていくはずです。
新型コロナウイルスに感染し重症化したら大変ですし感染しないように日々対策して営業しています。
FT8に対しては感染者を増やそうと日々努力しています。
その分自身のスキルが追い付いていないとお教えすることすらできないので日々勉強です。(^^ゞ
FT8、一歩踏み出す気になったら是非一度店頭へお越しになって実働の運用をご覧になってください。
ステイホームはFT8で楽しみましょ~
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