KA1-403が施工完了したのは先週木曜の午後。
木曜の夕方、金曜の朝にざっと調整をして試し打ち。
まずは異常なく働いてそれなりには飛んでいる事が確認出来た。
金曜の夜にもう一度説明書読み返し土曜の朝に調整を煮詰める。
これで完璧かどうかわからないところもあるがまずは思ったように調整できていると思う。
10MHzから上は完璧なSWR値だ。
ただ7MHzは落としきれない。
これは地上高の問題でインピーダンスが整合しきれないのが影響しているようだ。
鉄骨のビルの上から5m程の高さしかないので止むを得ないだろう!?
この状態でベストを探すもSWRは1:1.5~1:1.7くらい。
使えない事はないので7MHzだけは念のためチューナーをONして一時しのぎとする。
7MHzは少しだが短縮で専用のマッチング回路が入っている。
マッチングコイルを触れば調整可能だがAEU(巻尺の箱)を開ける必要があるのでヒマになってからやってみたいと思う。
とりあえずこんな状態で週末のWWとVP6Dの升埋めに参戦してみた。
WWは7MHzがちゃんと動作してるかどうか程度に数局呼んでみただけです。
バンドの一番上の方でCQを出しているWの東の方やZFなどを呼んでみた。
すぐにリターンを得られたので飛んでる事は確認出来た。
いままでのハエ叩きではSWRが高くうまく使えなかった7.195MHzでもすんなり運用出来たので合格でしょう!
ハイバンドは主にVP6Dの追っかけ。
いままでのアンテナでもじゅうぶん聞こえていたんで劇的に変わったと言う事はないがどのバンド・モードでも意外と早くリターンを得られたくさんの升が埋められた。
7MHzのSWRを除いてはまずは満足している。
7MHzのSWRは計画当初から懸念していたので想定範囲内。
前のハエ叩きでも同程度のSWRだったしアンテナを回すとSWRが大きく変化する事があるので意識して使っていた。
この事を思うと現状でも以前と同等かそれ以上の使い勝手にはなっている。
余談になるが前に使っていたロータリーダイポール(TV-416:水平設置)は建物の影響も無くどのバンドもSWRはすごく良好だった。
ハエ叩きに替えたらSWRは完璧に落ちる状態ではなかった。
でも使える帯域はものすごく広くなりすごくよく飛ぶようになった。
念のためチューナーONで使っていたが7150くらいまではストレスなしに使えていた。
話は戻って・・・
ハイバンドは無線機の周波数を変えるだけでなにも気にすることなく運用できるのでストレスはまったくない。
前のアンテナとの動作比較は・・・
14/21/28MHz
旧:4エレトライバンダー(実質3エレ相当)ブーム・5.5m
新:フルサイズの3エレ ブーム・4.4m
18/24MHz
旧:2エレHB9CV
新:フルサイズの3エレ
7/10MHz
旧:R-DP(NO-Lossトラップ)) エレメント長:13.5m
新:R-DP(7MHz:センターローディング 10MHz:フルサイズ) エレメント長:14.8m
旧アンテナよりブームは短くなっている。
昔はブームが長い方が飛ぶ!という風に言われていた。
あながち間違いではないが・・・
まぁ、後戻りすることはないしする必要もないだろうからあとは使いこなすスキルを上げるだけ!
このアンテナの持つ性能をフルに使いこなせるようにしていくのはオーナーのスキル次第。
アンテナの選択から設置に関しても運用スキルのひとつである事には違いないだろう。
選択も設置もいろいろ経験しているからこそのアドバイスができると思っています。
VERSA Beamの事も従来スタイルのアンテナの事も是非ご相談くださいませ!
こんにちは。
飛んでるチェック読みました、調整、飛んでるチェックが
詳細に書かれており、アンテナ調整(魂入れ)の難しさ
楽しさが伝わってきます。^^
私は、新しいアンテナを上げた後、TRXの電源ONが非常に
楽しみであり、緊張します。
FNMさんこんにちは。
そうですね、ワクワクする瞬間のひとつですね!
7MHzの「落ち切らない」問題も案があり対応策をメーカーと一緒に進めています。
ウチのアンテナだけの事ならこのままでも大きな支障があるわけじゃないので良さそうなもんなんですがこれからお客様に販売設置した時の対応策も実証しておかないと安心してお勧めできないし解決できるようにやってます。
バーチカルも発売されるような気配ですしベランダにどうですか(^^)