6m(50MHz)がEs(イースポ)シーズンなのはご存知ですよね。
FT8モードの出現により6mDX通信の様子もずいぶん変わったと思います。
昔なら3エレ4エレ程度のアンテナではええとこ近隣諸国とできれば上等でWやEUなんて9エレスタックとかの局しか出来ないような世界だと思ってましたから。
それでもなにかの間違いか2エレやGPでも突然聞こえてくる事があるからマジックバンドと言われるんでしょう。
オセアニア地域はオーストラリアやグアムなどがそうですので比較的簡単に交信できます。
アジアは韓国、中国、台湾などがそのエリアでこの地域も難しくありません。
QRZ.COMの世界大陸アワードは6つの地域と交信することがその対象。
アジア、オセアニア、ヨーロッパ、南米、北米、アフリカです。
6mでアフリカってどう考えても無理やん。 って思ってたが・・・
2015年の5月、ロドリゲス島の3B9FRがクラスターにスポットされたのに気付いた。
聞こえるわけないわと思いながらもその周波数を聞くと呼んでる局は聞こえるが3B9FRの信号はかすりもしない。
コンディションが動くのは知っていたので期待半分しばらく聞いてると3B9FRの特徴あるCWがかすかに聞こえる!
これはビッグチャンス到来と興奮しながらボタンを押したのを覚えてる。
狭いスポットでコンディションが動いているせいなのか競合する局は少なく意外とあっさりQSOできた。
でも聞こえたのはごくわずかな時間ですぐに聞こえなくなりその後ウチより西方面の局が呼ぶようになった。
ロドリゲスは大陸ではないものの一応アフリカ地域に属するのでアワードとしてはアフリカゲットだ。
南米は2014年の11月にこれもなにかの間違いでLU5FFとCWとRTTYの2モードでQSO出来ている。
このQSOはオープンしている時間が比較的長かったと記憶している。
EUは手前の方であるが2016年7月にJT65でウクライナ、CWでスエーデンと出来たのも興奮した!
この頃が6mDXのJT65元年だったんじゃないかな!?
14年、15年、16年と毎年のように思いがけないQSOが出来たが6mマンには簡単そうなNA(北米)が残った。
何度かビッグオーオープンにニアミスしているがそのチャンスに恵まれず・・・
今年こそはNAをゲットするぞと意気込んでみるもののそのチャンスはいつ訪れるかわからない。
5月後半から毎日のようにアンテナを40度くらいに向けてFT8モードをモニターしていた。
そう、JT65からFT8へと移行し今年は6mDXのFT8元年と言えるだろう。
FT8ならきっと出来ると思いたいが・・・
期待通りFT8のモニター画面に北米の局が見えるがウチではデコード出来ない。
見えてるのは左側。
北米を呼んでるJAが見えているのでオープンしていることはわかるがウチの画面の右側には北米局のコールが出てこない。
こんな日を何日かやり過ごした昨日(26日)、夕方はEU方面かと思いアンテナを北西に回そうと思った時になにげにクラスターを見るとKL7HBKがスポットされているのに気付く。
北米は午前中、午後からはヨーロッパという頭があったのでこの時間にアラスカか!?と思いながらFT8を見る。
やっぱり呼んでる局は見えるがKL7HBKの信号はデコードしない。
あらこの時間でもオープンするんやと思いながら・・・今日もウチではあかんのかと思って画面の前を離れる。
10分~15分経ったかな、なにげに画面を見るとなんとKL7HBKが右側に見えてる。
おっ、デコードしてるやん!!!
慌てて送信周波数を設定し呼びます。
この時はすでに多くのJAが参戦中。
その中でW7も2~3局デコード出来るようになってきた。
コンディションはどんどん上がってきてる感じ。
と思った次の瞬間に画面に赤い帯が出現し北米がゲット出来た。
北米オープンはしばらく続いていてKL7HBKの信号のピーク時は+4だった。
だがこの時JE3YUIでコールを繰り返すがCQが出る始末で向こうではまったくデコードしてない様子。
私だけでなく多くのJAが呼んでいたが苦戦しているような様子だ。
Esマルチホップだと往路と復路で伝搬状態がこんなにも違うものなのか???
6m専門と言われるほどの6mマンの方には当たり前のことかもしれないがマジックバンドの難しさを改めて痛感した時間でした。
ポチッとするだけですが非常にスリリングで興奮するQSOが楽しめた。
ウチのアンテナは地上高こそ20m程ありますがビル上のルーフタワーに4エレ。
それもナガラさんの広帯域を重視しゲイン重視ではないSS46Tです。
おまけに同軸は8D-2Vが50mほど引いてあるので受信は相当落ちてるだろうと思う。
国内Esで遊べればOKと思って設置したアンテナだったからね!
昨日のその瞬間ならベランダに2エレという局でもじゅうぶんデコード出来たと思う。
もちろんエリアやロケーションにもよるがウチみたいな谷底ロケでもチャンスはあるわけだし。
マジックバンドを楽しむのは今が旬です!
ついでに2mにも海外が聞こえるチャンスがあるのも今です。
チャンスは誰にでもあるのですが一番の要因はその一瞬に無線機の前に居る事ですね。
非常に少ないチャンスですが偶然が重なってそのチャンスに巡り会う事だってあります。
そんな不確実な交信を楽しむのがアマチュア無線ですしね!(^^)
昨日、仕事ほったらかしだった事は言うまでもない。。。
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