4月19日と今日5月2日の2日工程のお仕事。
施主様は豊中市のJE3VUL局様
ご自宅の新築建て替えの時からご相談いただき施工まで長いことお待たせしました。
平屋寄棟の家屋に4mのルーフタワーに7MHzから上の全バンド。
6mには思い入れがあるから最低5エレは欲しいとの事。
建物が工事中の時点で図面や完成予想図を見せていただき相談を重ねる。
乗せるアンテナはともかくまずは4mのルーフタワーを安全に設置できるか?が最初。
屋根は広く勾配もゆるやかです。
耐荷重対策は工務店さんにお願いして柱や根太を増やして補強してもらいました。
ステーアンカーを打つ位置も指定しそこにはしっかりした柱を入れてもらってます。
寄棟なのですべての面にトユが付きます。
これも工務店さんに「トユ逃げ金具」を見ていただき使い方を説明し私どもが施工する時に加工無く取り付けられるような屋根(軒)の形状にしていただきました。
これでルーフタワーは安全に乗せられる!
次は乗せるアンテナの選択。
幸い回転半径5mは問題なく回る。
そうなると選択肢がかなり広がる。
いっぱい積み重ねるのも格好悪いしHFと6mの2段とGPでという線に絞る。
そうなるとHFはT59GXかT33jr-WARC-E2になる。
59GXを使いたいところだけどさすがにルーフタワーでは重すぎるし受風面積も大きい。
耐入力はそんなにいらないので今回はMINIMULTIを選んだ。
6mはクリエートのCL-6A。
マストトップに第一電波の3バンドGP・X5000を付けて7MHzから1200MHzをカバーする。
1日目
ルーフタワー設置。
図面に記されたところにアンカーを入れる。
下地をあつらえてもらってるので当然がっちり効いた。
組み上げていったタワーを屋根に乗せ2段ステーを張る。
ステー張りまで終えローターを乗せてマストを挿してから昼食。
昼食後はアンテナを組み上げてマストに乗せる。
アンテナを乗せた時点でまだ日は高い。
この調子なら1日で片付くか???くらいの調子だけどそうはいかんのですわ。
今回も予想してはいましたがすべてのバンドでSWRが完璧とはいきません。
20mを超えるタワーに乗せればメーカー測定値どうりに動くんでしょうけど今回の地上高は10mほど。
対地間容量などが関係しバンドによっては施主様の想いと違うところに最良点が出ている。
同じアンテナは東大阪市でも施工させていただいた時もそうでした。
今回も時間を掛けて調整を繰り返し施主様の使いやすいように仕上げました。
50MHzとGPは無調整で問題なし!
アンテナの位置を確定しキッチリ固定して1日目終了。
2日目
今日は同軸の敷設とステーの補助やスチール金物のサビ止めなど仕上げの作業です。
ゆっくりめに行って半日あれば完成出来ると思っていたが・・・
昨日の時点で天気予報を見ると雨が早まっている様子。
どうかしたら9時~10時ごろには降り出すような感じ!?
雨やとまず危険やしそれだけじゃなくビニルテープは巻けないしサビ止め塗布もまともに出来ない。
施主様に「朝7時過ぎから作業させてください」と急遽お願いしたらOK!
下請けさんと現場近くのコンビニ7時集合で現場入りしての作業でした。
功を奏し作業中は降ることなく順調に作業が進む。
最終、無線機に同軸を繋ぎ施主様にSWR確認していただき施工完了が10時前でした。
そのころにポツポツし始めましたわ。
施主様、この度はご用命ありがとうございました。
なかなかスケジュールが合わせられなく長い間お待たせしてすいませんでした。
まず仕上がりはどうでしょう!?
シンプルに格好よくできたと思ってるのは私だけ???
国内はもちろんDXもじゅうぶん遊んでいただける設備なったと思いますよ!
運用した事のないバンドもあるとおっしゃってましたがとりあえずすべてのバンドに出られます。
いろんなバンドを経験され存分にHFを楽しんでください。
今よりもっと良い無線機が欲しくなるようにね(^^)
最後になりましたが施工中のお気遣いに感謝いたします。
どうもありがとうございました。
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