店の屋根の上に設置しているアンテナ。
ちょっと仕様を変えてみました。
今までは一般的なV-DP(ナガラ TV-416J)で7/14/21/28/50MHzをカバーし足りない18MHzはモービルホイップ+自作ラジアルでL型GPとして設置し計6バンドの運用が可能だった。
お客様の家に設置する事を考え見本となるように考えているのですが18MHzがモビホで作ったごまかしGPではちょっと物足りない感があります。
この時期はハイバンドの国内コンディションが好調で18MHzもそうですが出来れば24MHzも欲しいところ。
今回仕様変更したのはその18/24MHzのロータリーダイポール(ナガラ TD-1217J)の追加です。
そしておまけ程度ですが10MHzも運用できるようにしました。
普通ならTV-416JのVの間にTD-1217Jを90度シフトで付けるのが一般的で簡単。
今回はちょっと意図があってわざわざブーム使ってビーム方向をTV-416Jと同方向になるように設置してみました。
10MHzは電信専用バンドで2アマ以上の資格が必要ですので今回は大きなアンテナにせずモービルアンテナを使ったL型GP仕様でとりあえず程度にしておきました。
TD-1217Jを取り付けたブームの反対側にバランスを取る意味でもなにか付けたかったので手元に材料があった10MHzにしたんですけどね。
10MHzが不要なら50MHzの2エレ程度でも良いかもしれません。
それならTV-416Jの50MHzを外せば良いですし・・・
さて、意図というのは他でもなくこんな付け方をしてうまく働いてくれるかどうかの実験です。
似たような周波数・長さのエレメントを同方向に並べると間違いなく干渉し合ってなにがしかの影響が出ます。
影響が出ていても実用上差し支えの無い程度なら無視しても良いと思っていますがSWRが高かったりSWRが下がっていても飛ばない聞こえないようでは使い物になりません。
そんなリスクを背負ってでもビーム方向を同方向に設置したいのは使いやすさの向上が目的です。
バンドが違って聞こえる地域も時間も違うんですが90度シフトってどうも面倒なんですよね。
90度シフトに設置するのが一番安全パイなんでそう設置する事をお勧めしていますが問題なく動作してくれる物なら同方向に設置したいしお客様のアンテナもそのように設置してあげたい。
そんな事を思って実験を兼ねての仕様変更です。
見た目は面白い格好のアンテナになりましたが
これで7/10/14/18/21/24/28/50MHzの8バンドで運用可能です。
各バンドのSWRも一応は問題ない範囲で極端に大きな影響を受けているようには感じません。
実際の運用はこれからですがうまく動いてくれそうな気がします。
このアンテナは店頭実働展示のIC-7300やFT-DX3000などで実際の受信状況をご覧いただけます。
小さなスペースでルーフタワー設置で出来るだけ多くのバンドに運用できてストレスなく使えるアンテナ!
こんな組み合わせで設置すればめちゃくちゃ高い材料使ってるわけじゃないんでご予算もそこそこで仕上がると思います。
今なら中古機材もありますので気になる方は是非お早めにご相談くださいませ。
使い勝手が良いか悪いかは使い手次第ですが・・・
しばらく国内外の局を相手にこのアンテナの試験運用してみます~
今日はこのアンテナの工事だったんですか???
DLIさん、昨日はパラオのお土産ありがとうございました。
このブログを見て呼ばれた方が多くいらっしゃったようで嬉しい限りです。
そうです、ツナギを着てたのはこのアンテナやってたんですよ。
下請けさんの都合も良く午後からご近所OMのタワーグリスアップだったんで午前中にタダ働きさしちゃいました。