昨日は屋根の上でした。
施主様は京都市のJI3OIO局様
いままでルーフタワーに144MHzスタック、50MHzGP、HFワイヤーアンテナなど上がっていましたが30年選手でした。
主に50MHzや29MHzのFM運用で144MHzやHF帯はある程度聞こえればOKとの事。
もう大きなアンテナは自分で触れないから小さなもので高さも低くしといてとの事。
既存の物はルーフタワーにもサビが多く見られたのですべて撤去し1mのルールタワーと第一電波のCP6を新設。
144MHzは使わなくなったTVアンテナの軒下アングルにモービルホイップ。
430MHz・1200MHzはベランダにご自分で設置されたGPがあるのでそのまま。
これで一応3.5MHz~1200MHzまで運用可能。
ちょっと話がそれますが、タイトルの「SWRが落としにくいアンテナ」
これ、今回の施主様ではありませんが以前お越しになったお客様でアンテナの相談を受けお話している中で「CP6なんかどうですか!?」となった時に、このアンテナは他のお店で「SWRが落としにくいからやめた方がいいよ!」と言われたとの事。
私は即答です。
そんなSWRが落としにくいアンテナをメーカーが平気で販売を続けていると思いますか?
しかも毎月かなり多くの数が売れてるベストセラー商品ですよ。
他社を批判するような言い方で悪いですけどそう言われた方はこのアンテナの事をご存じないんですよ。
私の言うとおりに設置していただければちゃんとSWRが落ちて使えるアンテナになりますので!と説明。
このお客様は私の言葉を信じていただきCP6を設置し事なくSWRも落ちて思うような運用が出来ていると喜んでいただきました。
SWRが落としにくいと言うのは見かたを変えるとまんざらウソではないのかもしれませんがそれではハムのプロショップとは言えないでしょう!?
まったくの素人さんがなにも知識のない状態で設置したらSWRどころの話ではない状態になることだってあります。
アンテナが長いからと言って放射エレメントに針金でステーを張った方もいらっしゃいました。
Vダイポールアンテナの放射エレメントにアース線を引っ張って地面にアース棒を打って接地した方もいらっしゃいました。
こんなことは明らかに知識不足。
でもショップで相談したらお話している中でお客様のスキルを判断しアドバイスして使える設備にしていただけるように導くのが店員の仕事。
小さいなら小さいなりに使えるアンテナを設置すればそれなりに遊べるんです。
大きくても知識がなくて設置したアンテナは使えないアンテナになることだってあるんです。
だから私は大きなアンテナだけでなくベランダアンテナやでっかいコイルやらで遊びながら自分のスキルを上げていこうとしています。
まっ、たいがい深みにはまってしまいますが・・・ (トラップとローディングコイルもハマってます。)
で、話は戻って、施主様は私の事を信頼いただき「任しとくから好きにして!」と。
任せたからと言って高くとったら承知せんぞ!と言われておりましたが・・・hi
ハイ、いつもの魔法のパイプとくるくるマジックを使ってCP6の設置完了。
29MHzと50MHzはFM重視に調整しました。
他のHF帯のSWRもバンド内でキッチリ落ちています。
使用できる帯域が狭い事や、その時に対応するチューナー(お手持ちのカップラー)などの特性や使い方などを説明して全作業完了です。
施主様、作業中のお手伝いやお気遣いありがとうございました。
元々のアンテナより少しスケールダウンになりましたがおおむねご希望に添えるアンテナになたのではないかと思います。
さらにアクティブに運用してくださいね!
どうもありがとうございました。
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