昨日は尼崎でアンテナ工事。
2013年に施工させていただいたアンテナのグレードアップ。
施主様はJJ3OIX局様
復活開局以来CWへも復活そして上級資格も取得されてとアクティブに運用されている。
今回はさらにDX通信への興味も強くなり指向性のあるアンテナを回してみたい。
ご本人様はローテーターでアンテナを回すのが昔は夢だったと・・・
さらに上級資格取得に伴って10MHz・14MHzも出られるようにしたいとのご要望です。
まぁいつもの事なんですけどお客様のご希望は言いかた悪いですけど「欲張り過ぎ」です。
でも欲張りたい気持ちは私も一緒。
すべて満足させる事が出来れば100点満点なんでしょうけどそれはなかなか難しい。
もちろんご予算もあるのでその範囲でなんとか無い知恵を絞って設計したのがこのシステム。
V-DP(ナガラ/TV-416J)とVUのGP(第一電波/X50)はそのまま使う。
18/21/24/28/50MHzのミニビーム(ミニマルチ/HX-52B)
と10MHz(ラディックス/RDE-30)を追加する。
もちろんローテーター(クリエート/RC5-3)も新設。
マストも少し長いものに入れ替えた。
ルーフタワーはそのままで念のためにステーを1段追加。
ひとつ前の記事で書いてたようにSWRがすんなり下がってくれるか少なからず心配はあった。
やはり短縮の大きな、それもマルチバンドのアンテナ、そして他にもアンテナを重ねるしなにより屋根からの距離がそんなに取れない。
アンテナを重ねることは組合せを考えて90度シフトで逃げる。
そのためHX52Bと並行になるエレメントは無いので敵は屋根だけか!?
その屋根、鉄板屋根ではないが笠木の部分はトタンです。
どうかすると笠木と並行になる方向でSWRが上がったりまた下がったりするのはこいつの仕業!?
その周波数と笠木の長さやアンテナとの距離などがうまくかみ合うとエレメントとして働いちゃう事があるんですよね。
目に見えてSWRが変化するなどの無く影響が無くても少なからず影響を受けてると思って間違いないでしょう。
そこを追及してたらルーフタワーでの設置を全否定する事になっちゃうんでね。
で、今回は珍しくお天気も味方してくれて、10MHzをちょっとだけ調整しただけで全周波数目的通り使えるように設置出来ました。
(アナライザーで各バンドのSWRを確認中!)
ある意味覚悟してたのでちょっと拍子抜け(笑)
対策の準備はしてたけどすべて使うことなくうれしい誤算でサクッと完了です。
当日の夜、施主様からメールいただき
試し打ちは18CのFKで一発合格だった
とうれしいご報告を頂きました。
施主様、昨日はありがとうございました。
工事のお手伝いと写真撮影、助かりました。
(この記事の写真撮影はJJ3OIX局様)
またお気遣いもいただきありがとうございました。
回転半径の制限と台風時の恐怖感等を考えるとこのあたりがええ感じやないでしょうか!?
18~50MHzは2エレのミニビームですし決して大きな力があるとは言えませんが、とくにCWですとじゅうぶんDXも狙っていただけると思います。
是非さらにアクティブに運用していただきよろしければ使用感などレポートいただけると幸いです。
パイルで競合した時はお手柔らかに・・・
FB-DX!!
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