出撃準備していたアンテナ工事。
昨日は滋賀県まで遠征。
施主様は大津市のJE3GNN局様
屋根の上からは琵琶湖が見えるロケーション。
すでに屋根の上には3エレトライバンダーと6mが乗っている。
これをすべて撤去して新しいものを設置
新しいシステムは
ナガラ TA-341(14/21/28MHz)
ミニマルチ RN-4MCX (7/10/18/24MHz)
クリエート CL-6DX (50MHz)既存を補修再設置
この3本を4mのルーフタワー(ナガラ/NRT-400)に。
ローテーター(クリエート/RC5A-3)も新品を導入。
14/21/28MHzを中心に電信・フォーンともに広く使いたい。
CDとナガラの基本的な特徴の違いでどちらを選ぶかとなったんですが、上記の理由で帯域の広いナガラを選択。
いくら4mのルーフタワーと言えども地上からは15m前後。
屋根上設置ですしどうしても地面や屋根の影響は避けられない。
ほとんどの場合SWRに問題が出ることはないが打上げ角に影響が無いとは言えないだろう。
なので必要以上にゲインを求めず精神的に良い広帯域でSWRが良好なアンテナを選択した。
私もそれなりに経験を積んでいるつもりではいるが、ブームが長ければ長いほど良いと言うものじゃないってことは比較的最近わかってきた。
長ければ長いほど良いのは当然なんだが、それはアンテナが満足に働く条件を満たして設置することが条件ですね。
という数回の打ち合わせをさせていただき昨日の施工。
天気は良かったがここ最近で一番の冷え込み。
午前中は日差しもありうっすら日焼けするほどでしたが少し日が陰ると寒かった。
撤去から完成までを一日で終わらすためにいつもの丸栄重機さんに13tラフタークレーンを要請。
2日がかりでやる段取りや費用を考えるとレッカーを入れた方が楽で早いし費用も決して高くない。
って事で朝8時半ごろから作業開始。
レッカー到着指示時間の10時までに撤去の段取りを進める。
アンテナをさっと吊れるように同軸を撤去したり・・・
アンテナを外せばステーを外してタワーをマストごと撤去。
新しいルーフタワーにローテーター、ベアリング、マストまでをセットして吊りあげ準備。
定位置までレッカーで吊りそのままワイヤーを掛けた状態のままでステーを張っていく。
そうすることで万が一強風が吹いたりしてもタワーを倒してしまう心配がないので二人が手早くステーを張れる。
下の1段だけ張り終えてお昼休憩。
午後から上段のステーを張ってアンテナを乗せていくという作業。
すべて人力でやる場合はアンテナも上から乗せていくため足場を付けたりする必要もあるがレッカーで吊ってもらうので下のアンテナから付けられる。
ステーも手積みの場合は上段のステーが邪魔になるのでアンテナを乗せてから張るから結構な時間を消費する。
なによりこのクラスのアンテナ設備を人力だけでやってると、いくら慣れているとは言え夕方近くになると体力が・・・
言い訳にはならないけど私は50を超えたおっさんですしね(笑)
とかなんとか言いながらいつもの迷コンビで手際良くやったつもりですけど作業完了して撤収したのは6時でまわりは真っ暗でした。
アンテナのSWRはすべて良好。
TA-341は目的通りCW~フォーンまで広い帯域でチューナーなしで使える状態を確認。
さてさて施主様がご満足いただける成果が出ますでしょうか!?
コンディションが良いのでじゅうぶんに遊んでいただけるアンテナになったのではないかと思っていますが・・・
施主様、工事中はお手伝いやらお気遣いやらいろいろありがとうございました。
奥様にもお気遣いいただき感謝しております。
朝早くからバタバタとしましたがおかげさまで予定通りの作業をさせていただく事が出来ました。
新しいアンテナシステムで今まで以上に楽しんでいただければ良いのですが・・・
FB-DX!! どうもありがとうございました。
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