2014年8月アーカイブ
ハムフェアーで発表される新HF機
昨日ギリシャの方のHPで見ることが出来ました。 今日はもうQRZnow.comやHamlife.jpでUPされてますね。 解禁は明日と聞いてるんで・・・
早く聞いてみたいなぁ~
14日は明日香村へ行ってきました。
と書くと、今話題のピラミッド発掘のことかと思うでしょ
私にそのようなお勉強は似合わない訳でして・・・
歴史のお勉強は苦手なので、やっぱりアンテナのお勉強。
14日の明日香村はJP3KCX局様のアンテナ工事。
自分で設置したが強度的に心配だし電波も思うほど聞こえないし飛んでないみたいだし・・・とご相談。
設置しておられたのはベランダからマルチバンドタイプのGP。
なんども書いてるように、同調する帯域が超狭くてオートチューナーにお願いしても飛んでくれないってやつですね。
失礼ですが初心者さんにはそんなことが分かるはずもなく、アンテナをあげればそれなりに飛ぶと思ってらっしゃるのがお決まりのパターン。
やってはみたものの「なんか違うぞ!? こんなに飛ばないのか??? 聞こえるのは聞こえるけどノイズだらけではっきり聞こえないし・・・」って思うんですよね。
ホントお客さまに対して失礼だと思いますが、
「HFの使えるアンテナを設置するのはそんなに甘いもんじゃないんです。」
と、偉そうに講釈たれてあれこれと説明させていただき、設置場所の下見もさせていただいたうえで最終的に決定したのが第一電波のHFV330。
大きなルーフタワー・大きなアンテナも不可能ではないが、それなりの強度のステーを張るのに家屋(屋根)の構造上かなり大がかりな作業が伴うので費用も結構大がかりになりそう。
(スライダー梯子だけで作業できず高所作業車が必要などなど・・・)
テレビアンテナのステー程度ではあまりにも貧弱だしそんな仕事はできません。
最低限のタワーと受風面積の少ないアンテナで高所作業車を使わず屋根の上からの作業だけで張れるステーをと考え、
施主様からもご希望の一案として出ていたHFV330を選択しました。
このアンテナは私のブログ記事やユーザー様からのコメントを参照いただいたようで、 「使いこなすことができれば良いアンテナなんだ!」と思っていただいたようですね。
さてさて、事前準備を済ませ当日8時前に店を出発。
その日は午前中はパラッと降る かもって天気予報。
現場に近づくにつれ空模様が怪しい。
あぁ~やっぱり来たかとこもってると到着直前には本気の雨。
ちょっと早かったので到着直前のコンビニでコーヒーブレイクして雨待ちするが・・・
とりあえず現場へ行ってカーポートの下を借りて用意しかけよか ってことに。
準備してるとさっきの雨が嘘のように明るく なってきた。
一気に晴れて屋根もすぐに乾いてくれたのは良いけど気温と湿度も一気に上昇
いきなり熱中症危険注意報状態からのスタートとなった。
いつものごとく下請けさんとグタグタブツブツ言いながらでも手はさっさと動かし作業をこなして・・・
と言いたいところだがさすがに手も足も遅かったのは認めるところです。
毎年のようにお盆にどこかの屋根に登ってますけど、
やっぱりこの時期が一番キツイかもね。
何度も給水し頭から水かぶって体温を上げないように注意して作業を進めます。
昼ごはんのためクーラー効いたところで一服してしまったら昼から動けなくなるのは間違いないし、動けたとしてもペースが落ちる ことは必至なんで簡単にカロリー補給だけして一気に仕上げまで。
もちろん熱中症対策はぬかりなく
すべてを完了し現場を後にしたのは午後4時ごろでした。
今回は先にも書いたように最小限の受風面積での設計でした。
ルーフタワーはNAGARA/NRT-100(1m)。
アンテナはHFV330を3.5MHz~24MHzとし、28MHzは単独で短縮Vダイポールを設置。
50MHz~430MHzは第一電波/V2000をベランダに設置。
ルーフタワーのマスト(HFV330の上)にV2000を乗せなかったのは、
前に施工したJA3IHI局のところで上に載せた場合とそれを外した場合で明らかに良い結果が出てるということだったので、この経験値から面倒ではあるがベランダに別マストで設置する方法を選びました。
これでコンパクトなアンテナではあるが3.5MHz~430MHzまですべてのバンドでちゃんと同調して働くアンテナが出来ました。
HFV330は使いこなすのに少し経験が必要ですが、それが出来るようになればじゅうぶん使えるアンテナです。
Bigアンテナではありませんが今まで設置されていたアンテナとは見違えるほど聞こえるようになったんじゃないかな
まずはこのシステムでいろんなバンドを経験し自分に合ったバンドを探され楽しんでいただければ良いのでと思います。
そして物足りなくなってくれば次のステップです。
自分に合う好みのバンドを最優先にしたアンテナ設計をしてグレードアップしていけばいいと思いますしね。
その時にはこのHFV330がサブアンテナとして活躍できるでしょう。
そうなるまで
長くアマチュア無線を楽しんでください!!
施主様、作業中のお気遣いもありがとうございました。
まだアンテナの実力がどうのこうのと言うまでわからないとは思いますが、しばらくはアンテナの動作状況を把握しそれを使いこなせるように慣れていただく期間が必要ですね。
うまく使いこなしていただき楽しんでいただける事を願っております。
そしてグレードアップのご相談いただける事を
楽しみに待ってますのでね~
ちゅーことで今回も事故なく無事終了。
し か し 暑かったぁ~
何年ぶりでしょうか、台風が近畿地方を縦断するの
結構強い勢力のまま近づいてます。
今のところ 雨 風はそんなにキツクないけどこれからでしょう
予報見てると午前中~昼過ぎくらいが雨や風のピークみたい。
今日は営業日なので店に来てますが、
雨 風が強い間はシャッター半分だけ開けて待機状態です。
まぁ、誰も来られないでしょうけど・・・
被害の出てる地域もあるようですが、みなさま安全第一でお過ごしください。
台風が無事に過ぎ去ってくれることを
い の る の じゃ ~
お盆休み
今年は
8/14(木/定休日) 15(金) 16(土)
の3日間を連休とさせていただきます。
17日(日)は営業いたしますのでよろしくお願いします。
さて、明日の夕方頃に四国上陸かと言われてる大型台風。
このルート、近畿地方は風がかなりキツイはず。
今更ジタバタしたってって感じですが、出来ることは今すぐやってくださいよ。
風が吹き出してからタワーや屋根に上がらないように
そして 祈るのじゃ!!
ウチのアンテナ、時々ちゃんと点検してるけどやっぱり心配。
工事させていただいた皆様のアンテナも心配・・・
不安な設計をしてるつもりはないけど自然の力には敵わないこともあるからねぇ。
キン●マちっちゃいんで明日の夜は寝られないかも
一晩中 祈るのじゃぁ~
一度はやってみたい海外運用。
私、ずいぶん昔に9V1から現地局のゲストオペで運用させていただいた経験はありますが・・・
いま、JA3YQD局クラブシャックのアンテナ工事でお世話になった方々が中心となってVK9へ運用旅行に行っておられます。
今回は無線ばっかりのペディではなく旅行に行って時間がある時に運用しますよと言う「DX-Vacation」スタイル。
先日からのHFV330の記事で登場するJA3IHI局もここのメンバーさんで今回はお留守番組でVK9運用をサポートされています。
最初に行かれたVK9EC(Cocos-Keeling Is)では機材が着かないというトラブルがあったようですが、手元に届いた機材だけで各バンドに運用いただいたようです。
現在はVK9EX(Chrismas I)に移動して運用されていますが、こちらの方は予定通りの機材で運用できていると聞いています。
周波数・時間帯にもよりますがJAまで強い信号が届いていますので凄いパイルです。
私もVK9ECの15C/15SとVK9EXの17SでQSO出来ました。
現地へ行かれてる皆さんはバケーション出来てるの
ってくらい長時間運用していただいてるようですね。
珍しい局なんで少しでも多くの時間いろんなバンド・モードで運用していただけるのはうれしい限りですが、
ペディじゃなくバケーションだもんね。
キレイな海 もめいっぱい楽しんでこられますように・・・
お土産話を楽しみにしてます~
第一電波の
コンパクトタイプモータードライブ
さてさて、このアンテナの良いところばかりを買いてる印象があるかもしれません。
宣伝料もらってるわけじゃないんで、希望を込めて使いづらい部分を書きましょう。
これは使った方ならわかると思いますがチューニング動作がどうも使いづらい。
確かに目的の周波数に合わせること自体は慣れれば簡単に出来るでしょう。
規模が違うので比べるのはおかしいかもしれませんが、
同じような電動式のアンテナでステップIRやウルトラビームは設置後に設定をすれば、
その後は無線機の周波数と連動しアンテナはフルオートで動いてくれます。
無線機のバンドをかえてダイヤルを回すと、それに追従してアンテナが動く。
送受信しようとする周波数でいちいちチューニング動作をする必要がないのです。
HFV330はそうはなりません。
たとえばDXクラスターに、21.255MHzでペディション局がUPされてるとしましょう。
その局を受信するために無線機の周波数を合わせます。
そして次はアンテナの調整。
HFV330に付属してるコントローラーで21MHzをプリセットする。
この状態である程度は目的周波数に合ってるのでそこそこの感度では受信できる。
ただ完全にマッチングしてる状態であるかどうかはわからない。
完全にマッチングしてるかどうかは電波を出してSWRを見ながらコントローラーを操作して最良点に調整する必要がある。
この時に電波を出す出力は10W以下が好ましい。
50W、または100W出力の無線機のパワーを一度10W程に下げる手間がかかる。
そしてなによりペディション局が運用する周波数で電波を出さないとドンピシャに合わせることが出来ない。
普通は迷惑にならない周波数までずらせてチューニングするものだが、このアンテナは帯域が狭いのであまり外れてチューニングすると意味がない。
注意:決して人が運用している周波数にかぶせてチューニング操作をしないでくださいね
どこまでを求めるかって言う期待度の問題ではあるが、
よく出来たものを使いこなす人にとってはさらなる欲が出るものです。
出来るできないは別として・・・
コントローラーとPCを接続、そして無線機もPCと接続し無線機の周波数とアンテナのコイルの位置を同調させるような仕組みになってると良いのでは???
最初に周波数とコイルの位置情報を細かく入力するような手間がかかるのだろうけど、そうすることによって日々の運用はいちいちチューニングするストレスから解放される。
せめてコントローラーに無線機の出力を下げるためのALC回路などを設け、コントローラーのチューニングボタンを押すと自動的に無線機が5Wで送信するようにするとか・・・
現状ではせっかくのモータードライブの仕組みがもったいないと思う。
さらに費用がかかることになるのは当然だと思うがなにか考えられないものだろうかと思いますね。
現状は付属のコントローラーに表示されるコイルの位置情報(数字)を表に書き出しマニュアル操作でその位置にセットすると言う事をやっておられるのがほとんどだと思います。
小型アンテナの宿命で、雨が降れば同調点は大きく動いてしまうと思います。
アンテナのせいだけではなく設置位置付近の屋根やベランダなどが濡れることによっても大きく動く可能性があるのでその時は表に書き出したセット位置とはズレが生じます。
だから雨の日はその表が役に立たなかったり・・・
こんな操作をするのも楽しみのうち。
今までのアンテナなら雨が降ったらSWRが高いし運用できないってあきらめてたのに、ちょっと調整したら運用できるから便利だ!って考えれば良いんですけどね。
これもしょっちゅうやってると、面倒だなぁ~って思ってくるんですよ。
そこで欲が出てくるんです。
これが趣味の世界。
いくら良いもの、高いものを買ったって
さらに使いやすくならないかな~って
欲を出すのが趣味ですしね。
ぐつぐつ言いながら楽しくやりましょ~
第一さん、こんな意見もあるって事をちょっとだけで良いから覚えといてね
だれかこんなことが出来るソフトって言うかシステム考えて販売したら儲かるかもよ~
第一電波の
コンパクトタイプモータードライブ
V型ダイポールアンテナ
前回から続いてまた330を触ってます。
これはお盆に工事させていただくアンテナの準備。
組立そのものはそんなに難しいものではないですが、
万が一のトラブルがあってはいけませんので事前に組み立てて動作確認してから現場に入ります。
大きなタワーやルーフタワーが設置できないと言う方はこれくらいのサイズのアンテナをいろいろ物色され
また実際に購入されて試されていることだと思います。
私はそこそこ大きなアンテナを持っていますが、お客様の相談に少しでも対応できるようベランダアンテナもあれこれ実験し使用してます。
余談ですが、先日実験してた半自作のベランダモビホ+10Wで21MHzで聞こえたDU(フィリピン)の局を呼んでみたら交信成功。
それを下請けさんが聞いてて「なにテンワットとか言ってやってんねん!」とか言って大笑いされちゃいました。
いやいや、10WにベランダアンテナでDX出来るって事を自ら証明せんと説得力ないやろって返しておきましたけど・・・
話は戻って、いわゆるベランダサイズのアンテナでこのHFV330の価格はやはり高額と言わざるを得ないですね。
これだけの金額を出して今のアンテナと変わらんかったら大損やんって思ってる方も少なくないでしょう。
そして一番最初にこのアンテナを買うっていうチャレンジャーもなかなか居ないですよね。
ウチでこのアンテナを触らせてもらうのは、確か4本目かな
お客様はどうしてこのアンテナを選ばれたのかを大まかに言うと、
今まで使った(今使ってる)アンテナの帯域の狭さや出られない周波数があると言うストレスが大きいようです。
私のブログでは何度も書いていますが、短いアンテナほど使用できる帯域がピンポイントで、その最良点を少しでも外れると「聞こえるけど呼んでも取ってもらえない。」となるんです。
そんな思いが大きくて無線が面白くなくなってしまうんじゃないかと思うくらいのストレスを感じていらっしゃるんですね。
大きなアンテナで大出力の局に競い負けするのもストレスには違いないですが、それは100も200も承知の上です。
どうしたら自分や家族の許せる設置環境で最大限に楽しめる(使える)アンテナを作れるか(設置できるか)ってところがポイントですね。
HFV330を選んでいただいたお客様は、
「ここなら設置実績もあるし使っておられるユーザーさんの声もブログで見てわかったから、大きな出費やけど思い切ってチャレンジするわ!」と決断いただくようです。
そして、今のところその決断を裏切ったことは無いと思います。
もなさん一様に「さすがにビッグガンには敵わないけど良いアンテナやわ!」と言っていただいてます。
先日追加工事させていただいたJA3IHI局は地上高10mほどのHFV330でパイルになってるVK9ECと交信成功されています。
それも土曜日の昼間に21MHzのフォーンで
私、おもわず「えっ、あのアンテナでしかもフォーンであのパイル抜いたの!?」って失礼なこと言ってしまいましたよ。
これって、どうせ呼んでも取れないやろうって思ってたら出来ない事。
自分のアンテナはベストな状態で100%の力を出せる
ダメ元でもと思いながらでもチャレンジしたから出来たことですね。
たとえ小さなアンテナでも自分のアンテナに自信を持つことも大切だと思います。
逆に言うと、このアンテナで出来なかったら自分の条件の範囲ではあきらめるしかないってくらいにね。
HFV330はベランダサイズとしてはじゅうぶんに自信を持つことのできるアンテナではないかと思ってお勧めしています。
もちろん上げただけで簡単にDXが出来るわけでなく、使うユーザーさんのスキルも必要なアンテナであることも付け加えてご説明してます。
食べた人しかわからない高級食材の味・乗った人しか味わえないレア外国車のフィーリング、HFV330はそんなアンテナなのかもしれません
小スペースアンテナんで悩んでおられる方の
参考になれば良いのですが・・・
今なら店頭でHFV330(実物)をご覧いただけます。
設置工事に行くまでは仮組して置いてありますので見ていただくことぐらいは可能です。
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