祈るのじゃ~ で見事に晴れ。
施主様のてるてる坊主も効いたようで通り雨もなく快晴。
首筋や顔はヒリヒリ、足腰はいつものお約束でプルプル。
今回の施主様は
10mバンドをメインに運用されてるJS3RNX局様。
ルーフタワー・アンテナのメンテナンスに伴い多バンドに出られるようにしたいとのご相談。
現状は28MHz/3エレ(A310)・50MHz/4エレ(SS-46T)・144/430のシングル八木・トップに28MHz用の1/2GP。
これを3.5MHzから50MHzまで(10MHz除く)可能な限り多く使えるようにしたいとのご希望です。
最近はDXペディでも18MHzや24MHzの運用も多く多バンドに出られる設計の相談を受けることが多いです。
ウルトラビームやステップIRが注目されるのはそのあたりのこともありますね。
(もちろんそれ以外の要素も大きいですが・・・)
しかし一般的な住宅の屋根に設置したルーフタワーでは限度があります。
なにより回転半径(お隣りへの領空侵犯)を気にする必要があります。
多バンド化するにあたって、昔はトライバンダー(14/21/28)の上にWARCを積むというのが当たり前でした。
今は積み重ねることの影響を大きく考え、
可能な限り『積み重ねご法度』で設計してます。
今回はタワーの許容(安全性)や回転半径を考慮しミニマルチのHX-52Aを選択。
50MHzは現状のままSS-46T。
トップに3.5/7MHzのVダイポールDIAMOND/HFV-8040を90度シフトで設置します。
28MHzに関してはおそらく新しいアンテナより現状の3エレモノバンダーの方が成績優秀ではないかと思います。
でも「なにを希望するのか?」ですので、そこは少し妥協が必要です。
現場AM9時
まずは現状把握し撤去するアンテナ・同軸を解体していく。
ローテーターも交換するので撤去。
マストを仮固定しタワーを軽い状態にして足元の敷板交換とステーの張り直し。
ステーアンカーが「ウワッ!ヤバッ!!」って状態の箇所があったのでこれも打ち直し。
7~8年経たルーフタワーのメンテをやると、きっと今年の台風で倒れてたね って状態になってますよ。
これ脅しじゃなくてホント。
虫の知らせとかいうやつで良いタイミングで仕事させてもらったねって下請けさんと言ってます。
ステー2段8本をすべて新調しローテーターも乗せ次はアンテナ。
順に乗せていき同軸を引き回し。
ここまでくればだいたいの目処が見えてくる。
一番の心配は、そうそれなのよ。
まぁ、一発目にケチ(穴のあけ間違い)ついてたから心配したけどそれ以上のトラブルはなかった。
設置したすべてのアンテナ(すべてのバンド)のSWRは1:1.5以下で文句なし。
パイルアップを上位でぶち抜くなんて設備ではありませんがじゅうぶんDXも狙えるし幅広く楽しめる設備になったのではないかと思います。
施主様、どうもありがとうございました。
今までまともに聞こえなかったバンドを聞くと楽しさ倍増ではないでしょうか
ハイバンドのコンディションも好調ですし寝不足になるのでは
いや、寝不足になるほど楽しんでいただける設備になっていると私もうれしいのですが・・・
良かったら使用レポートくださいね
FB-DX!!
TITLE: No title
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早速 夜にDX初の18MHzでWと出来ましたよ~
いがいと簡単につながっちゃいましたのでびっくり
してます。
おかげで飯とトイレ以外 無線機の前から離れらません(笑)
どうもありがとうございました。
TITLE: No title
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施主さま、どうもです。
それなりには飛んでるようですね。
よかったよかった(^^)
次の機会はご飯もトイレも行けないくらいの設備にしましょうね~(笑)
ありがとうございました。