お客様から届いたレポートなどを簡単にまとめて・・・
まず、飛ぶか飛ばないか
はっきり言って期待度の問題です。
経験のない方は「このアンテナは良く飛びますか?」という質問をされます。
これ、実は回答に困るんですよね。
営業トークで、「はいよく飛びますよ!」と言うとすんなり売れるのかもしれませんが・・・
(二つ返事でこんな回答をするお店は、私だったら信用しませんね!)
なにと比べて、どのバンドでどれくらいの距離でとか、様々な条件があるので一概にどのアンテナが飛ぶだの飛ばないだのってのはありません。
単純に言って誰にでもわかりやすいのは大きい(長い)ほど効率が良いということですかね。
それでも垂直系なのか水平系なのかによって使い勝手が変わるから使い手の目的に合うか合わないかがあります。
(アンテナの事を喋らせたら3日くらい喋ってるので今日はこの辺で・・・ )
前節が長くなりましたが、HFV330は同程度のアンテナ、同社のHFV5と比較すると・・・
今回は7MHzだけを捉えて書きます。
HFV5で7MHzを7.050MHzにドンピシャに調整できたとしましょう。
その状態でSWR=1:2.0以下の範囲は上下20KHzくらいあれば良いでしょう。
同じ条件で言うとHFV330は7.000MHz~7.200MHzまですべてどこでもSWR1:1.5以下のドンピシャです。
HFV5でドンピシャの所ではチューナーに頼る必要はありません。
しかし少し外れるとチューナーが無いとまともな出力が出ません。
どうかすると無線機にHiSWRとかの表示が出て送信しないこともあります。
上記のような状態でもHFV5は正常です。
この状態で使っておられる方がたくさんいらっしゃるはずです。
そんなお客様が先日HFV330を購入いただきました。
いままでHFV5を使っていて、ドンピシャの周波数(チューナー不要の範囲)だとCQ局を呼んでも比較的応答率は高くドパイルでなければ取ってもらえる。
ところが同調の中心を少し外れてチューナーONで使用する場合は著しく応答率が落ちている事を感じると。
なので記念局など交信したい目的の局が自分のアンテナの実用範囲から外れたところで出ているとすごくストレスを感じる との事です。
ベストな状態でパイルに参戦できないもどかしさですよね
HFV330に交換すると前記しましたようにどこでもベストマッチングなので目的の局がどこで(周波数)出てても気にすることはありません
自分の設備(アンテナ)のベストの状態でパイルに参戦し楽しむことが出来るのです。
自分より大きなアンテナ(フルサイズDPなど)の局に敵わないのは承知の上です。
でもロケーションや相手との距離など様々な条件の違いで必ずしも大きなアンテナが勝つというものではありません。
なので小さなアンテンにも十分勝算はあるんです。
だから少しでも広範囲でベストな状態で使えるアンテナを準備したいという欲が出るのです。
それがHFV330だと私は思っています。
はっきりした比較にならないかもしれませんが、HFV330でSWRを1:2.0くらいにわざとずらせた状態とドンピシャの状態とで同じ時間同じ局にレポートをもらうとSメーター2~3違う時があるということです。
受信も確実に変わることが確認できるということです。
Sメーターで3も違うと10Wと100Wくらいの差はあるということですしね。
レポートをくださったお客様は「すばらしいの一言!」とおっしゃっています。
大きなアンテナを上げられないHAMにとっては小さいアンテナなりにストレスなく遊べるアンテナだと喜んでいただいてます。
実際の交信実績も結果上々と報告いただいてます。
バンドのどこででもベストなチューニング状態で電波を送受信できることに対しての価値観をどう考えるかがこのアンテナのポイントですね
付け加えますが、タワーの上にフルサイズなど大きなアンテナを上げられる条件を持つ人が求めるアンテナではありません。
自分で細工できるベランダなどでこじんまりやりたいけど、その中で一番良いのはナニとなればこのアンテナの右に出るものは・・・
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HFV330を使う意味を解ってくださるOMさんが増えるのはうれしい限りです。
大きなV型もHI-Qも考えましたが、結局ここにたどり着くことになりました。
バンド内上から下までチューナーなしで、SWR1.5以下になるのは気持ちいいですよ。
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IHIさん、お世話になります。
そうですね、このアンテナの意味、値打ち、と言うんでしょうか、費用対効果をどう見るかですかね。
価値観といえば良いのかな!?
今回納品させていただいた方は当店とIHIさんの中間地点ですよ。
情報交換できると良いですね!!
またレポートもくださいね~
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「費用対効果」という話になると、
効果重視であれば、同じ費用かそれ以下で屋根の上に屋根馬を乗せて、大型のV型を上げたほうが効果的でしょう。
もっと言えば、エナメル線でDPにするのが最も費用対効果が大きい
100万円の自動巻きのスイス製高級時計より、1000円のクオーツのほうが正確という議論のようなものかな(^^;
そもそも趣味のアマチュア無線、費用対効果というより「費用対心地よさ」で、判断すべきかもしれないですね。
使っている当人が気に入れば、それ以上の選択はないでしょう。
けいはんな通信は、そういう助言をしていただけるお店と思っています。お世辞じゃなく。
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IHIさん、まったくそのとおりで!
趣味なんで本人が納得すれば金額の問題ではありませんね。
費用対効果でななく「費用対心地よさ」もそのとおりです。
お世辞でもうれしいお言葉をありがとうございます。
どれだけのお客様がインチキ助言(笑)に耳を傾けていただけるかが心配ではありますが・・・(汗)