トンガリ屋根の上でバンザーイ

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6月6日・曇り時々晴れ  

大阪市住之江区でアンテナ工事。
施主様は各バンドのフォーン、CWにアクティブなJP3AWA局様

今まではベランダに設置していたロングワイヤーアンテナ(釣り竿+ATU)で運用されていました。
非同調タイプの垂直系アンテナということもあり、送受信の物足りない感とノイズの多さでアンテナをなんとかしたい。
同じやるなら出来るだけ多くのバンドに出られるようにとちょっと欲張りたい。
多エレメントのビームまではいいけど大屋根にルーフタワーで・・・
と、こんな相談でした。

で、ちょっと問題があるんですがとご本人様
よく聞くと屋根の形状。
片側だけ寄棟屋根の形状で矩勾配(45度)の屋根。
うぅ~ん、なんとかなるでしょと言ったもののどうしてアクセスするか、どのようにして足がかりを作るかが問題。
下見をさせていただいた時に釣り竿アンテナなどを設置するため単管パイプでやぐら上のものが組み立ててあるのがわかる。
これを利用すればなんとかアクセスできそう
しかし、屋根にもハシゴかなにかで足場を作らないと移動すらまともに出来ないし、一歩間違うと罰ゲームのように地上まで落ちることになる。
建築現場のような大掛かりな足場を組むしか方法は無いか・・・
そうなるとお見積りがすごいことに・・・

なんとか安全を確保できて工事できる方法はと写真などでシュミレーションしたどりついたのがこの方法。

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瓦屋さんのエレベーターハシゴを思い出し、脚立を屋根に添わせてガッチリ固定。
施主様が設置されていた単管パイプのやぐらが無かったら出来ていません。
屋根への昇り降りを最低限の回数で済ませるように考えるとどうしても手待ち時間が出来るがそこは安全第一で考えて・・・
身体の固定、屋根へ上げた材料の固定、材料の受け渡しなどもロープを駆使しての作業です。

恐怖感満点の屋根でしたが、なんとか今回のお仕事も事故無く無事に施工させていただくことが出来ました。

ハシゴの固定両側の窓からうまい具合にロープワークできたり、やぐらなどもそうですし、なんとか出来そうな条件がうまい具合にそろったから出来たんだと思います。
こんなに緊張した屋根の上は久しぶりでしたよ~

施工させていただいたアンテナ

ルーフタワー    ナガラ電子   NRT-200HD
3.5~50MHz   クリエート   330V-1A
10/18/24MHz   クリエート   830V-1
50/144/430MHz  コメット    GP-15

1_2

1_3

これで3.5MHz~430MHzまで運用可能。
各バンドのSWRもまったく問題なし
330Vの調整箇所を2度3度と触りましたが、説明書どおり素直に動いてくれたので簡単に調整完了でした。
あと1.9MHz用にタワーのステー(デベグラスワイヤー)に添わすようにワイヤーを張ってあります。
給電部はATUで施主様が後日設置しますとの事でしたのでここまでで作業完了。

JP3AWA局様、工事中のお手伝いやお気遣いありがとうございました。
正直言ってこの屋根はかなりの難関でしたがおかげさまで無事に施工させていただくことが出来ました。
また各バンドのSWRも思っていただいてる周波数でバッチリ使えることを確認いただけて良かったです。
これでまた無線熱が上がりますね
さらにアクティブにご活躍ください。

どうもありがとうございました。

来週末、IC-7100見に来てくださいね~

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