2012年11月アーカイブ

創意工夫

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当店オリジナルで作っている三菱ふそうスーパーグレート用のこの基台
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が、お客様の工夫でこんな風に取り付けられた。
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私も想定してなかった付け方ですが、同型のトラックのピラー部分にうまく取り付けられてます。

左右、同じ位置で高さも合わせられてるようですね。

これが工夫なんですよね。

メーカーさんが作ったものを指定されたようにそのまま使うのはあたりまえですが、ちょっと工夫すれば違う使い方が出来る。
そんなことして失敗したら自己責任。
失敗すれば元にも戻せなくなったりリスクはあります。
もちろんその品物の購入代金は高い授業料となるわけ。

でもそういう『工夫』をしてどうにか・・・・っていうのは大好きです。

おかげさまでいろんなジャンルで高い授業料を払ってきました。

が、成功したときの喜びは格別!

チャレンジ精神は大事ですよね!!

良く見るとアンテナに同軸が配線されてませんね
このお客様、アートトラックで流行のCBアンテナ(ダミーアンテナ)を取り付けられるようです。
ホンチャンのアンテナはBIG-10が付くそうな。
CB無線はいけませんが、ちゃんと電波を出せるようアマチュア無線デビューしていただきたいものですね。

オールドリグと言われる古い無線機たち。
これは店に実働展示(非売品)している古い無線機たちです。
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TR-5200・TR-7010・RJX-601・TS-830・AT-230・VFO-230

下の写真は1970年代のCQ誌と古い無線機のカタログなど・・・

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この貴重な資料はいつもコメントいただくJE3VRJ局から貸していただいた。

なにが良い時代だったかってひとくちで説明するのは難しいけど、この頃は明けても暮れても無線で楽しかった。
(今も商売ですから朝から晩まで無線ですが・・・)


高校生の頃、3年分くらいの誕生日&クリスマス&お年玉を前借りし、さらに親のすねをかじってTS-830を買いました。
さすがにVFOやカップラーまでは手も足も出ず。。。

当時の無線仲間や同世代をすごしたお客さんとそんな思い出話しで盛り上がることしばしば。

古いCQ誌のページをめくっていてふと気付いたのですが、この時代は多くのメーカーが移動運用車みたいなのを持っていたんですね。
写真にはありませんがナショナルさんがRJXシリーズの拡販のため移動運用全国キャラバンを行っていたのは有名ですよね。
LUSOさんもそんなことをやっておられたんですね。

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良く見ると当時のスタンダードさんも立派な無線車を持っておられたようで・・・

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この夏のハムフェアーでは第一電波さんがキャンピングカー(移動無線車)を展示しておられましたね。

昔はメーカーさんもアマチュアイズムたっぷりだったって事でしょうか!?
今はすこしアマチュアイズムが足りないような気がして・・・
新しい良い製品を世の中に送り出すだけではなく、遊び方を教え遊び場所を提供することも我々アマチュア無線でごはんを食べさせていただいてる側の仕事ではないかと思う今日この頃・・・

昔は地域クラブやハムショップ主催のFOXハンティングもあったよなぁ~
私もお客さんと一緒に移動運用やったりもしてみたいけど、ウチの規模じゃなかなか実現できそうにないし・・・

そう 第一電波さん、キャンピングカーで全国キャラバンやってくださいよ!
アマチュア無線家のみなさんは移動無線車DIAMOND号と交信することを楽しみにアクティブに運用していただけることだと思いますよ。

運用地域ごとにゲストオペレーターを募集するのも良いかも
記念QSLも発行してね

久しぶりにこんな多くのQSOをした。

昨日(20日)の夜、144MHz/SSBでのQSO
この時期、144MHzSSBが一年間で一番にぎやかになると言われている泉州サバイバルコンテストの最終日でした。

いつもお客さんの声が聞こえるので期間中に一回くらいは出ようと思ってるのだがなかなか・・・
そうこうしてるうちに昨日の最終日になってしまったので、晩ごはんを済ませて21時ごろから淀川堤防で運用してみました。

去年は知ってるお客さんがCQ出してるのを呼びに回ってたんですけど、そうすると私のコールサインが高得点なので「○○さん、次にごサービスお願いします!」とBKが入る。
それがどんどん続いてしまって元のCQ出しておられた局に迷惑かけてしまうことになるんですよ。
正直言ってこの「ごサービスお願いします」式のやり方は好きになれないんで、 「周波数を変えてCQ出しますので呼んで下さい!」とアナウンスしQSYしCQを出しました。

今年はそうならないようにと最初から混信のなさそうな周波数でCQを出してみることに。
3度ほどCQCQCQとやると最初の局からコールいただいた。
その後は運用をやめる23時前までずぅーっと途切れることなく呼ばれっぱなしで57局さんとQSOすることが出来ました。

105分間で57局さんとの交信です。
まぁ本格的なDXぺディやHFのコンテスト局に比べるとたいしたことないけど、久しぶりにやると舌がうまく回らずグダグダ。
ですのでかなりの失礼もあったかと思いますがお許しください。
m(_ _)m

業界人としてアマチュア無線でにぎやかに交信されているのが聞こえてくるのはうれしい限りです。
アンテナ工事をさせていただいたお客様2局さんとも交信できました。

「おかげさんでよく飛んで楽しく遊んでるよ!」と言って頂けるとホントうれしいです。
他にもお越しいただいたことのあるお客様からはコールサインとレポート交換だけの短い交信のなかで
「また寄りますね!」と声を掛けていただきうれしかったです。

やっぱりアマチュア無線は『繋がってこそ』ですよね。
昨日の私の設備はIC-706MK2GM(50W)とモービルホイップ(第一電波/CR-8900)です。

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(通勤快足車  一番手前が第一電波/CR8900 50~430MHz4バンド)
大きな設備がなくてもじゅうぶん遊べます。
その周波数の特色やコンディションなどを把握することによって多種多様に遊べる趣味だと思います。

開局当初はガキンチョ(中学生~高校生)の分際でタワー(20m)に10エレ4パラにIC-221(10W)でやってました。
その頃はでかいアンテナとパワーが欲しくて欲しくて・・・ 
(電話級10Wは正直に守ってましたよ)
当時はタワーに4パラだとさすがに飛んでましたから「ごサービス」の中心になることもあってご満悦だった時期もありました。
HFの世界に入ってから「ござービス」が144MHz独特のものなんだとわり、またHFの魅力に引き込まれたこともあって144MHzから離れた記憶があります。
でも144MHzSSBにはそれなりの魅力があり嫌いになったわけではありません。

それぞれの周波数にはそれぞれの魅力があると思いますので、まず最初は広く浅くで良いと思いますし自分の運用スタイルに合った周波数を探されるのもこの趣味を長く続けるコツではないでしょうか


昨日交信いただいた各局様、どうもありがとうございました。

そして失礼がありましたらどうぞご勘弁を・・・

8月から預かってたICB-650。

500mW・2chの合法CBトランシーバーで、28.305MHzと28.355MHzを実装した28MHz化改造がやっと出来た。

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依頼者様からは途中経過をブログにUPしてねと言われてたけど・・・
修理デスクに広げっぱなしに出来るほどスペースがなく、手狭な所で広げてはちょっと手を付けまた片付けての繰り返しだから写真撮るのをつい忘れて・・・
前にも書いたように、送受信の水晶を特注し交換して送受信の調整。
その調整に手こずったけどおおむね使えるレベルに出来たと思う
一台はメーター動作に不具合が見つかりそれを解決するのにも手こずったけど同型の部品取り機を送ってもらってなんとか修理できた。

コネクターで測定器がつなげれば良いんだけどこのての機種はそれが出来ない。
電界強度計やSGを使いロッドアンテナにカップリングするなどして最良点に調整。
なんとか使えるレベルになってるとは思うんですが、これ実際に交信してみないと・・・
今月の「3エリア28MHz&50MHzAMロールコール」で感触を確かめてみましょう。
1台は先月にテストしてみたので、その感触ともう一台と比較したりとさらに別の実績のある改造機と比較してみたり。
いい感じに出来てればやっと退院なんですが・・・
なんとか年内にはお返ししましょうね。

時々コメントをいただくJA3NCDさんよりレポートが届きましたので紹介させていただきます。

Antena

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お越しになられたときにいろいろお話させていただき、開局当初の苦労話などもおうかがいしました。
しばらく冬眠状態だったが、また虫が沸いてきて復活しようかと・・・
しばらく前にオールマイティーなFT-857を入手したがどうも物足りない。
大きなアンテナも立てられないので送信(通信)はあまり考えてないから受信機で良い物が欲しいと言うような相談から始まりました。
まず通信機型の受信機を購入いただき、ロングワイヤーでHFの受信を始められます。
満足いく受信が出来たようですね
やはりよく聞こえるとウズウズしてくるのが悲しい性でしょうか
送信(交信)したくなってFT-857に受信に使っていたロングワイヤーを繋ぎ7MHz用のマッチング回路を自作されてQRVされたそうです。
OMは電信で運用されることがほとんどのようですが、思ってたより飛んでうまくQSO出来ることに昔の感動が蘇ったようです。
その後に無線機もやはり物足りなく感じられ高級固定機をご購入いただき、さらに7MHzだけでなく21MHzや28MHzにも出られないかと言うことに・・・
庭に何本ものワイヤー張り巡らすのもご家庭内のSWRが上がるとよろしくないとの事でベランダに設置できる程度でなんとか遊べないかと進んでいった訳です。
ここまでたくさんお話させていただきOMのアンテナのスキルが高いことはわかります。
私の経験の中から最適であろうモービルアンテナをご紹介し、カウンターポイズ、ラジアル、設置方法など長く談議しました。
そしてアンテナや機材をお持ち帰りになり、数日後には「うまくいってよく飛んでる!ありがとう!」とご連絡いただいた次第です。
私にとっては、えっ、あっけなく成功したの  と思ったんですが、やはりご苦労はあった様ですね。
苦労があったとは言えさすがに高いスキルをお持ちで、的確に設置調整されているんだと思った次第です。

そしてその過程を楽しんでおられることも私には伝わってきました。
その 苦労記録はOMのホームページにUPされていますのでリンクさせていただきます。

ベランダ形状や設置条件がみなさまそれぞれですので、まったく真似しても同じようにいくとは限りませんが参考になることはたくさんあると思います。
私が偉そうに言える事ではありませんが、さすがにインピーダンスのことやカウンターポイズとラジアルの違いなどをわかってらっしゃるので遠回りせず結果を出しておられると感じました。
見た目には「こんなんで飛ぶんかいな???」というアンテナ(失礼)ですが、アメリカ、カナダ、フィンランド、スウェーデン、ウズヘキスタン、カザフスタンなどのDX局とQSO出来てるとの事です。
大型アンテナの局に比べれば送受信ともに非力なことは間違いありませんが、要は交信できればOKなんです。
誰よりも強く飛ばす必要は無いんです。 (私はこれをわかるまでに何十年も掛かりましたが・・・)

大変失礼ではありますが、こんな小さなアンテナでも遊べるという成功例だと思いますので写真を頂戴し承諾を得て紹介させていただきました。

同じように設置すれば誰でも成功するというものではありません。
やはりそこにはノウハウが必要です。
ノウハウはお金で買えません。
よく「授業料をいっぱい払ってきたからよく知ってるよ!」っていう方がいらっしゃいますが、経験することがなによりの財産でしょう。
OMの記事の苦労話のように、あれやこれやとやっていくことを楽しむのが趣味ですから、この部分を楽しむことが出来ない方は成功しないかもしれません。
遠回りしてもいいから なんとか成功させたいという意思と、その苦労を楽しく感じて勉強しながらやれるかどうか
ここが成功へのカギではないでしょうか
出来る限りのことはお教えします。
みなさまもOMの記事などを参考にしてチャレンジしてみてくださいね。

それから・・・
いくら「出来る限りのことはお教えします。」とは言っても、無線機やアンテナを他店で購入して設置方法や調整方法だけ聞いてくる方がいらっしゃいます。
それはなんぼなんでもですよねぇ

お高くとまってるつもりはありませんが、最低限の礼儀は必要だと思いませんか

他店で買ってから当店の存在を知った方もいらっしゃると思いますが、教えて当然でしょって感じで来られるとこちらもねぇ・・・

わたしそこまでお人好しではありませんのであしからず・・・

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