2012年9月アーカイブ

強い台風が近づいてきました。

やっぱり店のアンテナが気になるので、早く店に来てステーワイヤーなどを点検しました。

まだ建設して2年なんで、大丈夫だろうとは思ってますが念のため・・・


仕事柄、台風被害のアンテナは多く見てますし、そうなってからでは大変なことも十分にわかってます。

だから、風が吹く前にステーワイヤーのゆるみ等を点検しておきました。

その時点で風はそよそよ程度だったので・・・

夏のあとなので、ステーワイヤーがわずかに伸びてるような気配を感じました。
ステーが伸びてたるみが出来るとターンバックルが外れてしまって大事故になることがあります。
ターンバックルが一箇所外れるだけで他のターンバックルも簡単に外れてしまいますし、万が一の外れ止めワイヤーを掛けていてもタワーの振れ幅が大きくなるので大変危険で大事故になりかねません。
ワイヤーが切れると言うのは、相当古いかクリップの締めすぎ、ワイヤーのキズなどがないとそう簡単に切れるものでは無いと思います。
最初にターンバックルが外れ、タワーが振られて残ったワイヤーに大きな負担が掛かって切れる可能性はあると思いますが・・・
なので、まずはターンバックルが外れないように点検しておけばOKかと。

根本的にトップヘビーであったり、通常考えられる許容範囲以上のアンテナを載せている場合は、その時点ですでに論外だと思いますけど・・・

もう屋根に上がっちゃだめですよ!!

風が吹き出してからは絶対に屋根に上がっちゃダメですよ~

特定小電力トランシーバーの注目機種が入荷しました。

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写真左はICOMさんの新製品、IC-4300L
すでに販売しているIC-4300のロングアンテナバージョンで、少しでも通信距離を稼ごうと言う商品ですね。

写真右はALINCOのDJ-R20D
すでに生産完了になっており現在は新品で入手することはほぼ不可能!?

この話題の2機種が入荷しました。

今後は人気の新旧交代になるんでしょうか

一般に単なるトランシーバーとしてお求めになるお客様にとっては、なにがどのように人気があって良いのかなんてわかりにくいと思います。
今回紹介したこの2機種は特に通称「フリラー」と言われる資格無しで使うことの出来る無線(無線機)で交信を楽しんでおられる方たちの中ではちょっとした注目機種なんですよ。
フリラーと言われる世界はアマチュア無線と通ずるところもあり、また違って深ぁ~い部分もあって面白いようです。
細かなことは実際にフリラーとして電波を出してない私には語る資格が無いと思いますのでやめときます。

レジャー用・業務用のトランシーバーをお求めのお客様には用途に応じて的確なアドバイスをさせていただきますのでご相談くださいよ!

まぁICOMの注目の新製品が入荷しましたよ~って事で・・・

えっ、なんで生産完了のR20Dが入荷するのって!
へへっ、1台だけ入手成功!!
ちゃんとした新品でっせーーー

公開収録!?

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ならどっとFM 78.4MHzで放送されているアマチュア無線情報番組「お空で逢いましょう」の収録風景。

この日はJK3AZL高岡さんがD-STARレピーターの事など諸々所用で休日にもかかわらずお立ち寄りいただいた。
平城山研究所へでも行かれたついでがあったんだろうか
前日も日本橋で行われたフェアーに出ておられたはずなので連休返上のお仕事みたいです。
時間を合わせたように、お空で逢いましょうのパーソナリティーJO3LTHたけるさんが登場
あれ、約束してたん!?

あっ、いいタイミングやし前に言ってたゲスト出演の録音、今ココでやりましょうよ  って録音が始まったわけ。

アマチュア無線を始めたきっかけは??? というような質問から話が弾んでました。
この内容も後日放送されることだと思います。
直接の電波を受信できない方はインターネットでも公開されていますので聞いてみてください。

で、AZL局の乗ってきた社用車をちらっと覗くと前日の機材が乗ったままの様子
んっ、って事は・・・・・・・  

という事で、日本橋で行われたフェアーに参加された方より遅れましたが、皆様より一足お先にIC-7100ID-51を見ることが出来ました。

居合わせたあなたはラッキー~

このネタは後日にでも・・・

ICB-650(SONY製 CB機)の28MHz化改造。
発注していた水晶が届いたので早速入れ替え作業をした。

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水晶の入れ替えはそんなに難しい作業ではない。
狭いパターンの半田付け、その周りの配線を焦がさないように注意してやれば問題ない程度です。
2ch分(28.305/28.355)の送信と受信、合計4個の水晶を半田付けして仮組み。
電源を入れて送信してみますがそのままでは送信してない様子。
周波数カウンターも読まないし電界強度計にも反応なし。
すぐ横の受信機にも反応が無いので発振してない様子です。
水晶に近いコアを回すとすぐに反応あり!
とりあえず28.305MHzで送受信していることが確認できた。
さぁ本番はココからです。
受信感度と送信出力&アンテナ同調回路の調整をしていきます。
これ、ほとんどと言うか完璧に手探り。
無線機は分解した状態(基板のコアが触れる状態)のまま、出来るだけ運用時に近い状態で電源を入れる。
電池ボックスを端子に接触させて輪ゴムで縛ったらうまく電源オンを保持できました。
アンテナをまっすぐ伸ばしこの状態をキープ。
まず受信は、耳感→SGからの信号で調整。
SGからの信号をワニグチでアンテナ入力に入れてみたり、SGの出力を28MHzのアンテナにつなぎ無線機のロッドアンテナのすぐ横に並べて受信してみたり・・・
いずれの方法もそこそこ大きな信号を入れてやるとそれなりに調整できる。
ただ、ロッドアンテナを伸ばした状態でやると店の中のノイズも拾ってしまうのでS/Nがよくわからない
調整しては外にもって行き、改造してないノーマルの同機種とノイズの感触を確かめる。
ノーマルは27MHz(合法CB)のままなのでまったくイコールで比較できないが、あくまでも感触を確かめる(良くわからんが)感じ。
もう1台別の機種(RJ-35)の28MHz改造済みがあるので、それとも比較しながら何度か調整して、こんなもんかなぁ と言うところで受信調整完了。
次は送信調整。
店の中にマグネット基台で28MHzのアンテナを仮設。
同軸の先端に電界強度計をカップリングさせてその信号強度で調整してみた。
ここでトラブル発生
受信のコアはうまく回ってくれたのに送信側のコアが
温めて慎重に慎重に、すごく軽くしか回してなかったのにパキッって。
あぁ~~~40年選手なんで想定はしてたけど
おまけにアンテナ同調コイルのコアもやっちゃった。

面倒くさいけどコアを外してチョチョイッっとごまかし、気を取り直して送信調整。
電界強度計の針が一番大きく振れるようにコアを調整。
これも改造済みのRJ-35と比較しながら何度か繰り返して調整する。
こんなもんかなぁ~ってところで送受信の調整一旦完了。
送信した電波を受信機のスペアナで見てみたが、子や孫がいっぱい居そうな感じは無い。
変調音もそれなりって感じか

一旦組み上げてRJ-35と比較すると、ICB-650の方がなんとなく良さげ

比較に使ってるRJ-35も手探りで仕上げた機械だけど、28MHzRCへチェックイン成功してる機械だからそれなりには出来てるでしょ
まずは今週末の3エリア28MHz&50MHzAMロールコールで受信テストしてみよう。
ご依頼主様、とりあえずやってますけどもうちょっと掛かると思いますし・・・
来シーズンには間に合うようにしますね~

収穫の秋です。

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去年、長距離トラックに乗っておられるお客さんから「九州へ行ったときにもらってきたお土産、お裾分けするわ!」ってもらった安納芋。

ふかし芋にして食べたらびっくりするくらい甘くて美味しかった。

ネットで調べると種子島でしかうまく育たないとかって言う記事もあったが、遊び半分で植えてみようと・・・

へたの部分を少し大きめに切って種芋とし、最初は水耕栽培して芽を出した。
その後に店の裏の大型の鉢に植えて、適当に水はやっていたがほぼ放置状態。
葉っぱはそれなりに伸びて元気そうなので、ちょっとくらいは芋も出来てるのかなと思いながら芋掘り。
なんとひとつの種にひとつの芋しかなっていなかったけどソコソコ立派な大きさになっていた。

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去年食べた芋みたいに甘くて美味しかったらいいんだけど、そんな簡単に安納芋を栽培しちゃったら本物の農家さんが怒りますよね

やっと朝晩が涼しくなり、お空の上はDXの秋でもあります。

みなさんもいい収穫(DX局)が出来ますように~

13日、9月半ばだと言うのに真夏のような暑さ の奈良市内でタワー撤去工事。
40年ほど前に建柱された自作のタワー。
自作といっても仕事仲間の鉄工所(本職)に依頼し作ったと言う特注のタワー。

素人細工で作ったようなものじゃなく「本物」でした。

でないと40年ももちませんよね。

パイプにフランジを付けた構造で全長は約12mほど。
この設備をすべて撤去して欲しいと言うご依頼でした。
フランジ部分を外したとしても、人力でどうにかなる重量ではないことは想像できます。
根元はフランジ構造ではないためガスでの切断が必要。
当店でいつも使わせていただいてる業者さん(クレーン・鉄工)たちとの共同作業です。
現場で解体の順序などを打ち合わせ、レッカー車(13t ラフタークレーン)を据付。
まずはトップに乗ってるアンテナ(HF/3エレ・50MHz/5エレ)などを下ろす作業。

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一気クレーンで下ろせるか、細かく分解しながらロープで下ろすかをタワートップに上って判断する。
Uボルトが腐っていたりすると、一気に吊り下ろしたとき途中で部品を落下させる危険があるため慎重に確認。
各部を増し締め確認しUボルトなどの状態がしっかりしているのでクレーンで一気に吊り下ろしても大丈夫と判断。
ローテーターの下部取り付けネジを外してアンテナ群を一気に撤去。
下ろしたアンテナは地上で分解。
アンテナを分解している間にクレーンのスリング(吊りベルト)をタワー本体に掛け直す。
クレーンを200Kgくらいの力で引き上げた状態でタワー根元の切断。

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この作業はプロの鉄工職人、鉄を飴細工のように切っていきます。
鉄工プロの目により、総重量のおおよその見当を付けています。
切断できたところでクレーンの引き上げ強度を少しずつ上げていきます。
クレーンにはどれだけの負荷が掛かってるかをみる計測器が付いています。
たとえば、負荷が500Kgなのに1000Kg以上の力で引っ張り上げると事故になるのは想像できますよね。
そこはクレーンのオペレーターさんもプロです。
タワー根元に居る鉄工職人とクレーン用インカム(同時通話)で合図しながら緊張の作業。
            ↑ 当店で扱っています!
クレーンの負荷、切断面の確認、プロ同士の息の合ったやり取りを見守ること数分のうちにタワーが浮き上がりました。
家の奥側に設置されたタワーは屋根を越えて表の道路へ寝かされました。

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あとはトラックに詰めるサイズに切り刻んで搬出。
そして現場の片づけをして作業完了です。
長い間、アマチュア無線を楽しんでこられた愛用のタワーとアンテナ。
撤去となるとあっという間に片付いてしまいます。
アクティブ局が減ったと思うととても残念な思いでもあります。

アンテナの上げ替えや撤去工事をさせていただいて毎回感じることなんですが、
『もうちょっと放置してたら落下したりしてますよ!』という危険な状態のものばかり。
今回のアンテナもおそらく次の強風でエレメントは落下してたんではないかと思います。
エレメントもメインマストもフラフラの状態でしたから・・・

みなさん、やっぱり点検は大事ですし、使わないんだったら思い切って撤去する勇気も必要だと思いますよ。
また時間が出来たらアマチュア無線を再開したいから・・・というお気持ちは良くわかりますがね。

今回も事故なく無事に作業終了です。

施主様、どうもありがとうございました。

クレーン用同時通話タイプインカムのお問い合わせはこちらまで!

  ↓   ↓   ↓

けいはんな通信@店主

四国のお客様から送ってきた合法CBトランシーバー SONY ICB-650

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この無線機を500mWの28MHzAMハンディートランシーバーに改造して欲しいと・・・
ご存知の方もおられると思いますが、この改造はそんなに難しいものではありません。
水晶を交換して送受信の調整をして・・・・・ハイ出来上がり。
といけば良いのですが。
この手の無線機はアマチュア無線の機械のようにパワー計をつないで調整することができません。
送受信の調整はもちろん、アンテナとの同調回路も手に持った運用時の状態でベストな調整をしないと飛ばないんです。
0.5Wあったらそこそこの調整で飛ぶやろ  と思うでしょうけど、なかなか手強いんですよ。
今日は基板をおこして水晶を外すところまで。

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この水晶をサンプルに出して28.305MHzの水晶を特注します。
さて、四国から3エリア28MHzAMロールコールにチェックインできる機械に出来上がるのでしょうか・・・

先週、京都府立田辺高校の文化祭にお邪魔してきました。
一般の入場は不可でしたが取材のために許可をいただきました。

田辺高校には今では珍しくなったアマチュア無線部(JA3YKE)があり、顧問のJO3MVP長谷先生を先頭に生徒さんたちもアクティブに活動されています。
今回潜入取材させていただいたのは、防災無線のバックアップと言う意味を持つアマチュア無線のシステムがあるという事を生徒さんや学校関係者の方々などに広く知っていただこうという趣旨でD-STARシステムを紹介されていたからです。

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ICOMさんのご協力も得て展示パネルなどを用意させていただいたのですが、無線部のスペースにうまく展示してD-STARシステムを紹介されていました。

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田辺高校は地域の広域避難場所でもあり、みなさんが防災の意識を高く持っておられると聞いています。
生徒さんや学校関係者の皆様も「防災や災害援助でアマチュア無線が役立つ」ということを理解いただけたんではないかと思います。
今回の展示をご覧になった校長先生も非常に興味を示していただき、アマチュア無線の資格取得に向けた準備をされるとか・・・
今後はD-STARレピーターの設置も視野に入れた上で防災や災害時のアマチュア無線のあり方を再確認していこうという事を言っていただいているようです。
私もヤングハムを応援することはもちろんのこと、防災無線として役に立つアマチュア無線に興味を示していただいた田辺高校関係者みなさまの取り組みを応援させていただきたいと思っております。
近隣地域のアマチュア無線局さん、ぜひ田辺高校無線部の取り組みを応援してあげましょうよ!

ICOMさんの新製品、IC-7100とID-51の『定価』が決まりました。

Photo

IC-7100 158,000円(165,900円税込)

ID-51    54,800円(57,540円税込)

販売価格は未定です。

さぁ~いくらになるんでしょうか!?

ID-31の外部マイク端子ってちょっといやらしいんです。
電気的には古い機種と同じなんで、従来のスピーカーマイクでも『ちゃんと挿されば』動作するんですけど、防水性を高めるために特殊な構造になっていてうまく挿さってくれません。
そのため従来のスピーカーマイクが使えるように変換コードなるもの(OPC-2144)があります。
これって電気的な変換じゃなく形状の変換なわけです。
という事で、ID-31に従来機のオプションであるHM-75Aをどうにかつなげないかやってみた。
HM-75Aはプラグの形状(モールド部分)がもともと小さいので、どうかすると「そのまま使えるんとちゃう!?」と思うくらい。
でもやっぱり無理。 (当然だわ。)
販売店としては、「お客さん、そりゃあきませんわ! そのためにOPC-2144ってオプションが売ってますんでソレ買って下さい。」
HM-75LSというID-31専用のリモコンスピーカーマイクもありますし」って言うところですが・・・

無銭家としては「なんとかならんのかなぁ!?」と思うところ。
そう、挿さるように削ったらええんとちゃうの!!
HM-75Aのプラグをピン先に向かってわずかにテーパー状に削ったら見事ピッタリで動作もOK。

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プラグがL型じゃないから使い方によっては邪魔になる事もあるけど、とりあえず動作すればOK。

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「そんなことして品物売らへんから儲からへんのや! 商売ヘタクソやなぁ~」って誰かが言う声が聞こえる。
調子に乗ってHM-74(これはプラグのモール度部分が大きい)を同じように削ってみたらこんなになっちゃった。

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メーカー指定外の物を流用したりする場合はすべて自己責任ね!
マイクを潰したって本体側を潰したって私もメーカーも責任とれませんよ。

実験は自己責任でお願いしますね~

と言うより、良い子の皆さんはこんなことしないで素直に新品を買いましょ~

2015年4月

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