2012年3月アーカイブ

昨日はええ天気 でした。
クランクアップタワー24mに設置されたアンテナのメンテナンス工事に行ってました。
施主様は京都府相楽郡のJA3GTY局様。
ずいぶん昔に建柱されてしばらく休眠状態だったとの事ですがこのほど復活でメンテの依頼をお受けしました。
タワー本体は昨秋に愛知タワーさんがメンテ済みでウインチ、ワイヤーやプーリーは新品のピカピカ。
寒い間は日も短く作業が困難なので、暖かくなってからとアンテナのメンテは昨日の施工となりました。

作業内容は、
使わないアンテナ(50MHzやGP)を撤去。
14/21MHz 5エレのバラン交換とテーピングなど点検。
7/10/18/24MHz P-DPのバラン新設とテーピングなど点検および取り付け位置変更。
ローテーターを新品に交換。(クリエイト デザイン RC5A-3)
同軸ケーブル、ローテーターケーブルを新品に交換。

ローテーターの交換が一番大きな作業です。
マスト(60φ二重)に214Fなどが乗った重量は約100Kg。
ローテーター取り付け部に手が入る状態までクランクアップし、
この100Kgをジャッキなどの人力で持ち上げるのはかなり危険も伴うし至難の業ですから今回はレッカーを使わせていただきました。
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道路から10mほど奥にタワーがあり、約20mほどの高さで対象を吊り上げる必要があるので13tラフタークレーンの孫ブームまで伸ばしての作業です。
クレーンのオペレーターさんはこちらの指示通り的確に操作していただけるので不安もなく順調に作業が進みます。
住宅地なのであまり朝早くからレッカー車を入れる訳にもいきませんから作業開始は9時過ぎから。
おおむね予定通り17時過ぎには現場の片づけまで終わって作業終了です。

あっ、アンテナのSWRは全周波数問題なし
クランクアップ、ダウン時の同軸さばきも確認済みっと

フルアップした写真がコレ

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私も以前はこのサイズのアンテナ(T2-5DX)を自立に上げてたけど、やっぱクランクアップにロングブームのアンテナってカッコいいですね~
で、OMのお宅が高台ですからさらにうらやましい~

昨日の高所作業はいつもの相棒(下請さん)と私(店主)
そしてクレーンは京都の「丸栄重機」さん。

丸栄のオペ様、ありがとさんでした。
下請けさん、顔や首筋、かなり日焼けしてたでしょ
ワイ、帰ったら「呑んでんの 」て言われるくらい顔赤かったわ。

次もクランク設置の同軸交換の依頼をお受けしてるのでよろしくね

最後になりましたがJA3GTY局様、今回のご用命と作業中のお気遣いなど本当にありがとうございました。
次のサイクルピークには・・・・なんて言わずさらにさらに、いつまでもアクティブにご活躍くださいませ。

食事中

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ウチの社長といつもご飯をねだりに来るニャンコさん。

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この猫、野良ですけど良く慣れたものでお互い威嚇することもなくご飯の取り合いでケンカすることもありません。

今日は専務からささ身を混ぜたカリカリをもらってますわ。


写真のモービル局は京都府福知山市からお越しいただくJO3PEZ局。

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バモスのルーフ両サイドにトラック用のパイプ基台。
今回はその基台に細身のセンターローディングアンテナをスタックで装備する。
スタックケーブルは少し前に作らせていただき車内に配線済み。
アンテナを新調してマッチング調整。
CB無線で大型トラック(車幅が2.5m程ある)にスタックアンテナを付けてるって話は聞いたことあるけど、軽自動車の幅ではどう考えても・・・
ご本人様も承知の上で、とりあえずマッチングがとれて50Wの出力で送信できればOKとの事ですのでチャレンジしてみました。
スタックケーブルそのものはアンテナの変わりにダミーを付けて確認済み。
実際にアンテナを付けると、やはりスタック間隔が狭すぎるのと、アンテナ単体のインピーダンスがキッチリ50Ωになってないんだろうか SWRベタベタってわけにはいかない。
左右同じアンテナを条件にヘリカルやらウチのオリジナルセンターローディングやらを比べてみると、なかにはなにもせずにバッチリOKなアンテナもある。
じゃ細身のセンターローディングでも単体のインピーダンスを合わせてやればどうにかなるやろうとコンデンサーを付けたり外したりとアナライザーとにらめっこ。
少し時間は掛かったが、2本のアンテナに付けるコンデンサーの値を何種類も変えてみてなんとかSWR=1:1.2くらいまで追い込んだ。
無線機だけの出力(約5W)でSWRを計ってもOK
リニアをONしてキャリア40WほどにするとSWRがあれ 2近くに上がる。

うぅ~ん、コレはアース不足かなぁ
このパイプ基台ってのは曲者で、編線などでアースを取って電気的にはキッチリ落ちていてもボディーに沿って10センチていど浮いている取り付け形状がどうやら「C」として働く癖を持っているのか
どうしても見栄えの問題からパイプに沿わせて給電部より上側でアースを落とす方が多いのだが、下側に落とさないと効かないみたい。
この日はここでタイムアップ。
この車もアース施工はされているものの給電部より上のトユ付近。
もう一度アースをやり直してからアンテナのマッチングもやり直しかな
シーズン本番までにはもう一度チャレンジです。
マッチングは取れてもこの幅じゃスタックとしてはまともには働かないやろうけどね。
でも見た目の厳つさは満点ですね。
ぜんぜん飛ばなかったら笑いものになっちゃうからなんとかしましょうね~~~
PEZさん、遠いので大変ですけどまたお時間作って来てくださ~い。

念のために言っときますけど、当店では違法無線局の幇助になるような調整作業はしておりません。

この車に装備されている無線機は完全28MHz化したCB機でちゃんとTSS通過済みですので・・・

こマシなCB機が入ってきたので28MHzAM機に改造してみた。
この機種、サイバネット工業の基板でFORMAC80あたりの機種と同等でPLL40chの2階建て80ch機。
このSS-8450にはエコーとスタンバイピィの基板が追加されています。
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HI BAND用の局発(20.705MHz)を21.055MHzに交換して41chが28.115MHz、28.305MHzは56chになる。
送受信の各コイルで送信出力10W、受信感度も0dBの信号がキッチリ聞こえるように調整して完了。
BAND切り替えのHI/LOを無効にし内部でHI側に固定することで28MHz専用機としました。
気になるAM変調は、変調トランスが非常にかわいらしいのしか付いてないので迫力のAM変調にはなりません。
ごく普通のおとなしいAM変調ってとこでしょうかね。

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エコー掛けてスタP鳴らして出たらドン引きでしょうね~
まっ、エコーとスタPはネタですから普段はOFFにしておきましょう

ICOMのIF DSP搭載HFオールバンドトランシーバー IC-7200
Product_photo
このほど値下げされネットで検索してみると実売価格が7万円前後になっている。

あんたんところで買うからもっと安くしてよ!!ってか
その話は後で・・・

で、この機種、正直なところ中途半端
HF(1.9~50MHz)はすべてカバーしてるのは当然なんですがFMモードが無い。(29/50MHzはFMが欲しい)
ましてやIC-7000やFT-857のように144MHz、430MHzは付いてません。
なのでこれからアマチュア無線を始めようとしておられる方のリグ選びからはこの時点ではじかれてしまうんだと思う。
古い機種からの買い替えで思案されている方にとっては、周波数はHF帯だけでOKなんだろうけど物足りない感があるんでしょうかね。
となると移動運用専用機なのか
それでは安くなったところで移動運用にアクティブな方以外は用がない。
これでは安くなったところで要らんわって話が終わってしまう。

IC-7000などのオールインワン機は確かに1台あると便利なんだがそれなりに不都合もあるはず。
固定でじっくりHFをワッチしてると430MHz(FM)で仲間が呼んできてもわからない。(デュアルワッチできないしね)
高性能でいっぱいの機能があるが、操作パネルが小さいためメニューモードなどの操作が複雑で難しい。など・・・
IC-7200はシンプルで安い機種の割には高性能です。
HF機の良し悪しは受信性能で決まるといっても過言じゃないと思います。
IC-7200は実用上IC-7600あたりと同等(データーの比較は別として)の受信性能があると思います。
コンテスト時の混雑した7MHzでDSP機能(混信除去機能のTWIN PBTなど)を操作すると、高級機に引けをとらずしっかり目的信号を捕らえる性能を持ってます。
IC-7700、IC-7800を使っておられる方にもIC-7200は使えると言わせる基本性能があると思っています。

HF専用機として高級機並みの性能がある機種が買いやすい値段になったのでスルーするのはもったいない。
この機種をどのような位置づけとして働いてもらうとアマチュア無線が楽しめるか
ハンディー機やFMモービル機でアマチュア無線を始められた方のHFスタート機としても悪くないだろう。
もちろん欲が出て144や430も欲しいとなるのはわかるが・・・
7MHzのモービル局にも良いと思う。
ICOMのDSP機はノイズにも強いしTWINPBTで2KHz下のかぶりも結構切れるから使えるんですよね
乗用車には取り付け場所にかなり苦労すると思うがトラックには問題なく積めるだろう。
モービル機として使い心地をテストするためにウチの軽バンに積んでみようかなぁ。

そうそう、RS-BA1にも対応してるしリモート専用機ってのもOKかな

みなさん、この機種どうです
高級感は無いしFMが無かったりと中途半端やしって眼中に無かったんじゃないですか
価格的に良い値段になってきたんでちょっと考えてみませんか。

考えるけどその前に触って聞いてみたいって。
これも実働展示するの~
場所も無いけど資金も無いよ~

アイコムさんに貸して~ってお願いしようかなぁ~

肝心の販売価格。
「この記事見て考えてるんだから安くしてよ!!」って言われたら がんばらん訳にはいきませんやん。

アンテナ工事シーズン開幕です。
開幕戦は三重県の松阪市まで遠征。
施主様はJP2PUS局様。
復活組みさんだそうで、古くから上がってるアンテナの整備とHF系新設のご依頼です。
建物は木造瓦屋根ですが、田舎造りと言えば良いのでしょうか、瓦も建売住宅とは比べ物にならないくらい分厚くとてもしっかりした屋根です。
そこに2mのルーフタワー、HFのVダイポール、V&UのGPを新設。
昔に建てられた低いほうのルーフタワーにあるV&UGPを撤去し28&50MHzのGPを新設。
そのルーフタワーの足場とステーの修復も行いました。
朝8時半に現場到着。
その時点ではそんなに強風とは感じなかったけど準備をして屋根に上がるとかなりの強風
下請けさんと顔を見合わせ、「大丈夫か!? 今日はいつも以上に慎重にね!!」と。
小さなネジや工具なども吹き飛ばす勢いの風が吹き続けてます。
体はもちろんですが材料や工具類なども飛ばされないよう慎重に養生しながら作業を進めます。
瓦屋根なのでまず最初にステーワイヤーがトユに食い込み力が逃げないように「トユ逃げ」を作らないといけません。
いろんな大きさの防腐処理した木材を屋根の構造に合わせて加工しトユに直接ワイヤーの力が掛からないように「逃げ」を作ります。
加工した部分を防腐処理してる間にタワーを上げてステーを張る準備。
手順良く昼までにタワーを固定してマストを挿すところまで完成。

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昼までにここまでできるとだいたいの完成時間が読めるんですよね
昼食をとりながら午後の段取りを打ち合わせ。
そして午後からアンテナの設置と同軸の敷設など・・・

設置させていただいた品物は、
2m ルーフタワー

NAGARA  NRT-200HD
7~50MHz Vダイポール

NAGARA  TV-416J
144/430MHz GP

第一電波   X-520M
28/50MHz GP

第一電波   CP-610
ローテーター

クリエイト   RC5-3
マストベアリング

クリエイト   CK-46
ステーワイヤー

グラスファイバー工研 デベグラスワイヤー
などなど。

いつもの事ですが、完成後のSWRを確認する瞬間はちょっと緊張。
経験値に基づき万全で挑んでますが、まったく同じ条件てのは無いわけですから最終的にはやってみないとその結果は出ません。
今回注意したのはVダイポールの上に長い(5.2m)GPが入るので、V-DPを90度Vにすると間違いなく干渉する。
地上高が低いので90度Vが理想ではあるが、干渉してSWRが下がらないと使い物にならないので120度Vを選択。
28/50MHzのGP(CP610)ですが、この品物に限らず50MHzから下の周波数(HF帯)のGPは結構曲者
ルーフタワー、ステーなどの金属分に電波が乗ってしまい取説どおりに調整できないことが多々ある。
これは何度か記事にもしますが、魔法のパイプとクルクルマジックでなんなくクリア

ちょっと説明しておくと、マストとアンテナ本体を電気的に縁を切るために取り付けUボルトの所に魔法(塩ビ)のパイプをはさんで取り付け。
同軸の編線側がラジアルになってしまうことを防ぐため、給電する同軸をアンテナ直下で約8ターンほど巻き束ねて高周チョーク(クルクルマジック)として動作させる。
こうすることによってアンテナが他から受ける影響を最小限に出来るので説明書どおりの寸法で組み立てれば目的周波数に近いところで同調してるはず。
おかげさまで今回も設置した状態で再調整に上がることなくお客様のご希望周波数にドンピシャ

今回は強風 というコンディションでしたがトラブル無く予定通りに施工させていただくことが出来ました。

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写真、なんか曲がって建ってますよね。
動画を撮ればもっとリアルにわかったんだと思いますがこれでもじゅうぶん風の強さがわかるでしょ
ちゃんとまっすぐ建ってますからね。
風の止んだときに撮ろうと思ってたけど、ずぅ~っと吹いてましたから・・・
三重青山高原からの吹きおろしは強敵でした~

最後になりましたが施主様どうもありがとうございました。
この設備で末永く楽しんでいただけることを願っております。

ナショナル RJ-35というトランシーバー、いわゆる27MHzの合法CB機を28MHzに改造してみた。
改造といっても送受信の水晶を交換して調整するだけ。
3エリア28MHzAMロールコール用に28.305MHzの1波のみ実装。
28MHz化のために特注した水晶は、送信28.305MHzと受信は+455で28.760MHzです。

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保証認定を受けるためCB用の水晶は全部撤去。
受信はロッドアンテナの給電部にSGの信号を入れて調整。
最初にノーマル状態を同じ方法で確認しておき、28MHzに調整したときにノーマル状態と同様になればOKとした。
送信は終端型パワー計をつないで測定することが出来ないので一工夫。
合法機はロッドアンテナの根元に同調コイルがあり、それを含めて出力最大になるようにしないといけない。
ロッドアンテナを最大に伸ばした状態で調整する。
SWRメーターのTX側に28MHzのモービルホイップをつないで合法機のロッドアンテナと程よい距離で並べて固定。
この状態で送信し、SWRメーター(POWER計)が最大に振れるように調整してOKとした。
そう、SWRメーターは簡易の電界強度計して使いました。
いかにもアマチュアっぽい調整。
送信した電波をスペアナで見てもひどく広がったり子供や孫がいっぱい居るような気配がないのでこれもOKとしとこう。

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実用になるかどうかは月末の土曜日のお楽しみです~

スペシャル基台 4号車 が完成しました。
この黄色い毒虫は覚えのある方も多いはずですよね
オーナー(JG3NLO局)さまのお仕事柄でしょうか、ミリ単位で計られた罫書きにしたがって取付け穴を空け寸分の狂いなく予定の位置に取付け完了。
3号車の取付け作業をしているときに手伝ってもらってましたから、要領は得ておられますし下準備万全でお越しいただいたので簡単に付いちゃいました。

って作業はすべてNLOさんがされてて、私は写真撮ってただけですが・・・

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詳細はご本人様が記載されると思いますのでココでは写真だけ。

スペシャル基台は残り2個の内1個は売約済みで1個残ってます。
この分が売れちゃったら在庫分としては作りませんので、気になる方がいらっしゃいましたらお早めにご相談くださいね!

準備中

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なにやらお空では過去5年間で最大級の太陽嵐だとか。
アマチュア無線のHF帯でもいつもと違うおかしな空模様ですね。

このあとのコンディションUP を願うばかりですが・・・

私は来週のアンテナ工事の仕込(下準備)してました。
ルーフタワーを組み立て、タワーの足元に敷く板に防腐処理をして・・・
アンテナも組み立てました。
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来週はこれを工事車両 に積み込んで、国道163号線をどんどん東へ海の近くまで~
いつもの事だけど雨降らないでね~

嫌いな算数の宿題、終わりました。
国民の義務だからやってますけどかなりイヤイヤ
でもやんなきゃいけないですよね
なのでキッチリ申告して完了です。

これで春前の嫌いなイベント終了で肩の荷が下りた。
今月から上空勤務開始するので、冬の間にいただいてるお仕事の準備をしてます。
まずはルーフタワーにHFのVダイポール。
その次はクランクアップタワーに上がってるアンテナ群の整備とローテーター、同軸などの交換。

私の体の準備運動もしとかなくっちゃね

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(私、一応マストに登ってこんな作業もしますのでね。)

アンテナ工事のご相談はお早めによろしくです。

コンディションも冬→春→夏へと移り変わる時期です。
アンテナを整備してHFを楽しみましょうね~

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