2011年9月アーカイブ
「NVIS」で検索するといくつかヒットしますが、短波帯を使った近距離伝播の事で、VHF、UHFでは届かない、
HFではスキップしてしまう言わば中途半端な距離をカバーする伝播を行う事(アンテナ)です。
このアンテナで近垂直放射空間波(NVIS)伝播が出来るかどうか、ほんとにNVIS用アンテナと呼べるかどうかはわかりませんが・・・
このネタ、よ~くご存知の方がいらっしゃったら教えてくださいね!
7MHzをモービルで運用するとなるとアンテナは必然的に垂直系になる。
私も営業車兼通勤車(軽自動車)で7MHzが運用できるようになっているが、例外なく垂直系のホイップを使っています。
その状態でそれなりには交信できますし十分遊べる程度には出来ているはずなんですが、隣の芝生は青く見えるものです。
仲間や当店に来られる方がトラックの荷台にワイヤーアンテナ(水平系)を張ってるのですが、その局の信号はやけに強いし受信も格段に良いようなんですよね
あっ、リニアなんかが乗ってないのは私の目でも確認してるし正真正銘の合法(50W)局なのにやっぱり強い。
アンテナの長さが約10mほどあるので当然と言えば当然なんですが、国内の近距離で電離層反射の交信をしようとするには垂直系のアンテナでは遠くへ飛びすぎる。
水平系のアンテナの方が電離層に当たる角度(入射角)が近距離向に有利であるため、10mと言う長さより垂直か水平かの方が大きく左右してるんじゃないだろうかと思った。
その証拠になるかどうかは定かじゃないけどDX局を呼ぶとワイヤーアンテナ局は取ってもらえないけど私のモービルからは比較的取ってもらえる。
そこで、じゃ自衛隊のジープみたいに長ぁ~いアンテナをロープで引っ張って寝かせ、水平成分の電波が出るようにすれば10mのワイヤーにはかなわなくても垂直系のアンテナよりは と考えた。
自衛隊のジープ、長いアンテナが邪魔になるからロープで引っ張ってるだけ あれもNVIS用に寝かせてるって話もあるようですが真意は知りません。
そんなことを考えて、なんか材料があったら実験してやろうと思いながら・・・
毎度のありあわせ材料でそれらしきアンテナを作って(現状はバラックで組み立てただけ)実際の車に付けてマッチングを取ってみました。
材料はM-ネジ変換コネクター、インチネジ用のヘリカルコネクター(なにかのアンテナの残骸)、CB用のフルサイズホイップ、塩ビパイプ、エナメル線くらいです。
1/4で同調するようにコイルを巻いて、7MHzバンド内に同調するようにコイルの巻き方や長さで微調整。
マッチング回路なしではSWRが落ちなかったのでコンデンサーを入れて7.150前後でSWR1:1.5程度までに出来ました。
まだコイルはテープで止めているだけだし、コネクターなどの固定もしてませんので完全な物ではありませんが、とりあえずカップラーなどがなくても電波は出せるアンテナになりました。
しかしこの状態で街中を走る勇気が・・・
店の前で従来から使ってる1.5mほどのホイップと比較すると、NVIS用アンテナの方がSメーターで1+a程度良いようです。
受信だけで数局をそれぞれアンテナを変えて比較しただけなんでまだまだどうこう言える実験結果ではありませんがね。
実用(走行)できる強度に仕上て走りながら使ってみたいけど、やっぱり勇気がいるなぁ。
行ってきました秋晴れの京都府山城地域の山間部。
紅葉にはまだ早いけどマツタケ狩りや栗拾いの季節です。
が、私はまいどおなじみ屋根の上で日光浴。
台風一過で抜群のお天気!
澄み切った空で紫外線も強かったんでしょう、すでにじゅうぶん日焼けしてる顔や首筋、腕もまた赤くなってます。
今回の施主様はクラブ局でJA3YQD局のみなさまです。
JA3YQD局(立命館大学無線研究会)はその当時はコンテストなどで有名局でしたが残念ながら休部となり、
現在はOB会としてJA3YQD局の存続運営を行っておられます。
今回、工事をさせていただいたのは新しくクラブシャックとなる局舎です。
言ってみれば別宅シャックのような感じで想像していただければいいかな
京都府山城地域の小高い別荘地に設営準備されているシャックにアンテナを新設させていただきました。
ルーフタワーはクリエイトデザインさんのCR45。
アンテナはナガラ電子さんのTV-1020とミニマルチさんのRN4DX。
いずれもハイパワータイプのロータリーダイポールで、この2本で7MHzから28MHzまでWARCバンドを含みカバーします。
3.5MHzは後にワイヤーDPを設置されるとのことでした。
えっ、TV-1020ってなんだ?って。
これ、またナガラの社長さんに無理言って作ってもらったTA-31の改造版です。
従来のTA-31をマウント部だけ交換してV-DPにすると同調周波数が動きSWRが下がらないので、120度のV仕様で設計していただいた特注品です。
このアンテナは従来から要望があったそうで、今後は製品化されるような事を言っておられましたが発売時期や定価はまだわかりません。
今回も毎度の雨男コンビですがその心配もまったく無く、予定通りに工事終了。
あっ、1KW局の申請予定との事でアース棒も施工したんですよ。
比較的簡単に打ち込めたのでこれも予定の範囲内で完了。
タワーでローターの位置決めと最終締め付け作業をしてるのはいつもの相棒下請さん。
朝8時から作業させてもらえたので15時くらいには撤収完了。
コレ、ほとんどの部材を事前に組み立てて搬入してるからこの時間で出来るんですよ
帰りは笠置町の「天然わかさぎ温泉笠置いこいの館」で汗を流して帰りました~
JA3YQD局のみなさまどうもありがとうございました。
またコンテストなどでアクティブに活躍されることを期待しております。
9月も中頃やっちゅうのに真夏日ってボチボチ勘弁して欲しい。
朝晩はマシになったけど昼間の気温が耐えられませんなぁ~
完全に夏バテ状態&ネタ切れ でブログもサボリ中
仕事もサボリ中って言いたいくらいバテてますがそうは言ってられません。
おかげさまでアンテナ工事のお仕事はええ感じにいただいてます。
次の工事なんですが、明日あたりからお天気下り坂でしばらく雨 が続きそうなので大きな物は本日組み立て
アンテナの写真は写ってませんが、7~28まで(WARC含む)ロータリーダイポール(ハイパワータイプ)2本。
お気付きでしょうか 1KW局申請用の設備なんですよね。
とりあえずアンテナ1本とルーフタワーは完成。
あとアンテナもう1本組んでテナコート塗り、タワーの足元の木材の防腐処理、アース棒とオニヨリ線の準備、同軸やステーワイヤの下処理など店で出来ることはやっておかないと現場で時間ばっかり掛かっちゃうんでね。
それと事前に組上げや下処理やっとくと、万が一の部品不足や不良なんかも事前に対処できるし現場で慌てなくて済むから。
さっ、今日もしっかり お日様 の下で仕事したからこの辺で・・・
あっそうそう!
来週の週末は3連休ですが、ウチは木曜日(定休日)とその翌日23日(金曜/秋分の日)を連休でお休みさせていただきます。
その他の土日や祝日は通常通りに営業します!
23日(金曜/秋分の日)は臨時休業となりますのでご勘弁を。
まだ空模様はスッキリしません が、おかげさまでアンテナは無事です。
今のところ緊急出動要請のお電話もありません。
雨や風で被害にあわれた方にはお見舞い申し上げます。
9月ですね~
実りの秋でおいしい物が食べられる時期ですが、台風シーズンでもありますね。
アマチュア無線家は、TVI 、カミナリ 、台風 は大嫌い!!
その大嫌いな台風がこちら3エリア方面にまともに来ますやん。
天気予報を見ると、どうやら四国から紀伊半島方面に上陸し日本海に抜けるような動きですね。
そんなにでっかいアンテナ上げてるわけじゃないですけど心配です。
私の場合は自分ところのアンテナだけじゃなくって、施工させていただいたお客さんのアンテナが心配だし・・・
まぁ、過去の経験から少々のことでは飛ばされたりしないように無茶な組み合わせはしてないつもりですけど自然の力にはかなわない時もありますからね。
さぁ、皆さんで祈りましょう~
ロープ張ったりするのは風が強くなってからでは危険ですから祈るのみ。
どうか無事でありますように・・・
アンテナだけじゃなく、河川の氾濫などで大きな被害が出ませんように・・・
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