2011年6月アーカイブ

そんなもん羽があるわけや無いのに飛ぶわけないやろ とベタな関西人の突っ込みは定番

ファイナルといってもコレはモジュール。
ICOMさんの型番でSC-1091は144MHzハイパワー機に使われている物でS-AV17と同じです。
写真で見えにくいかもしれませんが、こんなところ(ドライバーの先)がビシッと割れてるのは久しぶりに見ました。

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この状態でも10W~20Wフラフラしながらパワー出てました。(本来は50W)
こうなったら交換しかないので、新品付けて直しました。
「なんで飛ぶの 」と良く聞かれますけど、大半の原因はアンテナのSWR悪化じゃないかと思います。
修理にもってきた方のアンテナや同軸の状況を聞くと、SWRなんて測ったことない、同軸は10年ほど使ってる、モービルアンテナの取付位置が論外(これ、結構多い)どななど、そりゃファイナルモジュール君もかわいそうだわって事が多いですよ。
まっ、原因はそれだけとは限りません。
もちろん長期使用による単純な劣化ってのもあるとは思いますが、今回の写真のは我慢してたけど耐え切れずにパキッって感じなのかなぁ~って
じゃんじゃん飛ばしていただけると無線機屋さんは儲かるけど、安い修理代じゃないから皆さんお気をつけくださいよ
ファイナル修理より同軸交換してるほうがずっと安いからね。
ちょっと意味合いは違うけど、同軸は自動車のオイル交換のようなものかも
安いのでも良いから定期的に交換をお勧めしますよ~  特にモービルの同軸はどうしても傷みやすいからね~

以前、当店のアンテナを移設したときの記事 にアクセスがたくさんあります。
アクセス解析を見てみると、どうやら第一電波の『CPVU8』のワード検索で来られる方が多いようで・・・

多くの方がこのCPVU8のようにコンパクトでより多くのバンドで運用できるアンテナを求めておられる傾向があるんだなぁと思っています。
お問い合わせの中にも、このアンテナ(CPVU8)どうですか  と言うようなご質問があります。

これはあくまでもわたし個人の感想ですし、間違ってることもあるかもしれませんので参考までに見てください。
この手のアンテナ(コンパクトで多バンドのアンテナ・CPVU8CHA-88Bなど)は使用される方の期待度の問題だと思います。
そう言ってしまえば話が終わってしまいますが・・・
まず、VHF、UHFに関しては他のGPと極端に差がないと思いますので今回は無視しますね。
HFのハイバンドは波長が40m(7MHz)や80m(3.5MHz)もあります。
それを全長3m足らずのエレメントでやろうとするのがそもそも厳しい物があると理解すべきです。
ハイバンドは、たとえば28MHzですと波長10mですので、1/4程度の長さはあるのでまぁソコソコの動作はするだろうと考えていいと思います。
実際に当店に設置したアンテナ郡の中でCPVU8とその他のビームやロータリーダイポールなどと比較してみますと、
周波数(運用バンド)が低くなるに連れて性能差がはっきりすると言ってもいいと思います。
7MHzでロータリーダイポール(NAGARA・TV-416J水平設置)ではRS59で聞こえている信号がCPVU8ではRS53と言う事もあります。
ただしコレは一例であって、相手との距離やコンディションの状態で様々な結果が出ますのでコレがすべてではありません。
またこの比較テストには水平偏波と垂直偏波との違いも大きく出てくると思います。
CPVU8の場合は、各バンド用の短縮コイルが水平に設置されるので、輻射成分は完全な垂直偏波ではなく水平成分も含まれてるとは思いますが
こうやって比較や能書きを書けば書くほどややこしくなってくると思います。
最初に『期待度』の問題と書きましたが、はっきり言って特にローバンドではフルサイズのダイポールにCPVU8が勝ることは無いでしょう。
でも、考えてみればモービル局は1.5m~2mくらいのCPVU8よりさらに短いアンテナで7MHzの運用を楽しんでいる方も多くいらっしゃるんです。
3.5MHzだってモービルに3mほどのアンテナを付けて走行してる人はまず居ませんよね。
だったら車より高い位置に設置したCPVU8の方がモービル局より条件は良いはずです。
CPVU8でDXQSOも可能です。
しかしタワーの上に大きなビームアンテナを乗せた局のように強くないのは理解できるでしょう。
どうしても大きなアンテナが上げられない、スペースの関係でマスト1本しか設置できないけどHF~430まで多バンドに出たいとなれば選択肢はこの手のアンテナになりますよね。
一時期よく売れたブロードバンドアンテナも選択肢のひとつだとは思いますが、わたしの考えは「同調してないとダメ」だと思ってますので、わたし的には却下となります。

(ブロードバンドアンテナは非同調型アンテナです。)
よくわかったようなわからんような事をダラダラ書きましたが、決して使い物にならないアンテナではございません。
フルサイズダイポールや3エレ、5エレなどのビームと比較するのに無理があるんです。
コンパクトアンテナはどうしても短縮率が高く、特にローバンドではSWRの最良点がピンポイントになります。
7MHzバンドの端から端までなんてとても無理な話です。
無線機にオートチューナーが付いてるからって言っても、コレは無線機を壊さないようにごまかしてるだけなんで実際にアンテナが同調してるわけじゃないから送受信性能は最良点に比べて劣ります。
アンテナの調整だって短縮率が大きいほどシビアな調整が必要で難しくなります。
コンパクトアンテナを理解して使えばきっと満足できるアンテナになるはずです。
コンディションの良い時期でHFハイバンドなら思う存分遊べますと言っても過言ではないと思っています。
ちょっと高価なので「試してみるわ!」と安易に買える金額じゃないですが、HF運用を諦めないでぜひチャレンジしてみてください。

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当店ではCPVU8を実際に設置してますし、ちゃんと無線機をつないでいますので運用していただくことも可能です。
(この場合は従事者免許をお持ちいただき、当店のクラブ局 JE3YUI で運用いただきます。/ご自分の無線機持ち込みも可能です。)
アンテナの選択にお悩みなら是非一度ご相談くださいね。

しっかり深みにハマってます NASA72GX-Ⅱ
とりあえず送受信する状態になったんでアンテナつないで違法CB無線聞いてました。

『もちろん送信テストはダミーでやってますからね!!』
まぁHFハイバンドの国内コンディションが良い ので27MHzもガンガン聞こえてきますわ。
と、調子よく鳴ってたら良かったんですけど大きな音が出ると極端に歪むわ変な発振したような音が出るわ・・・
こうなると気になってしゃぁないし、案の定手をつけるハメに
大体はお決まりの部品交換でして、AF周りの電解コンデンサーなどを交換。
スピーカーもダメ、メーターも表示板も朽ち果ててる。
ジャンク箱の中をあさってありあわせの物でテキトーに程よく動く程度までと思ってやりかけたけど、結局電解コンデンサーは全部替えちゃった。
メーターも交換しようかとジャンク箱の在庫を合わせてみたけどピッタリ合うのがなかったので表示板だけ入替えて完了
S&RFメーターやのに表示板はオーディオのバランスメーター、これご愛嬌ね (上の機械)
ココまで触ったら蓋もサビサビの汚いままでは嫌なので、サンダー出してきてジャイーンと一気にサビ取り。

 おっ電話

そんなことしてたらアリンコさんからお電話です。(ALINCOの営業さんね)
「社長、ボーイング787が来るって知ってます 」
はぁ、なに言うてんの  いつから飛行機の営業してんの
ちゃいますやん、ボーイングの新型旅客機B-787がANAカラーの機体で日本の空を始めて飛ぶからエアーバンドが熱いんですよ
あぁ、やっぱり売込みね。
飛行機ファン、エアーバンドファンの方には見逃す(聞き逃す)ことの出来ない大きなイベントですね。
そう言ゃ私も子供の頃、親父に伊丹空港送迎デッキに連れてってもらって 飛行機眺めてたなぁ~
その頃は無線とも出会ってないから受信機も持ってないし、航空無線のことも知らんかった。
店ではいつもBGM代わりにエアーバンドが鳴ってますが、B787が日本の空を飛ぶときはちょっと気にしてワッチですね
航空無線(エアーバンド)をご存知でない方はお店まで来て頂ければ体験できますので、お気軽にお立ち寄りくださいよ
もちろん受信機やアンテナ等もご用意できますしね

と営業しときましょ

売り込み電話を巧みにかわして、ジャイーンの再開。
ざっくりとサビを削り落として削り跡がモロに出てるけど、磨きを掛けて仕上るほどの物じゃないからこのまま缶スプレー
あぁ~もったいない~ もっとキレイに仕上たらええのに~って言ってる あ・な・た 自分で納得いくようにやればいいからね。
私はこの程度でOK。

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だって、思いっきり手間とお金かけたって所詮・・・・・
なのでコレで完成。
あぁ、まだ現状では立派な違法無線機なんで、もうちょうい様子をみて不具合が出なければ28MHz化します。
クリスタルシンセサイザー機は水晶代が高くつくんですよね~

これまた久しぶりにCB機NASA72GX-Ⅱ
28MHzAMをやり始めた頃はよく触りましたけど、この頃はぜんぜん・・・
飽きちゃったと言うか、この機械はAM変調深く掛かるのはわかってるし、基本的にノーマルが好きなので必要以上の改造は私にゃ不要。
なので何台も何台も同じ改造(28MHz化改造ね!)やってたら飽きちゃいますよね
でもこんなのが手に入るとなんだか虫が沸いてくる。

1台は一応送受信はOK、1台が受信するけど送信しないって状態でした。
外観はサビだらけのホコリまみれでフロントパネルはバキバキに割れてる。
基板はパターンが浮いてアチコチでパターン剥離してそうだし、コンデンサーはお決まりのモケモケ毛が生えてパンク状態。
もちろんランプ類は全滅。
オーバーホールしてどうのこうのって気もないけど、パワーが出ないと「んっ なんでやろ 」ってね

で「なんでやろの虫」が出てきて久しぶりに触ってました。
とりあえず毛が生えたコンデンサーを交換。
ドライブまでは生きてることが確認できたのでファイナル回りのパターンを追いかけると、ファイナルTrの足がつながってるパターンが切れてました。

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それだけでとりあえずは送受信OKです。
現状のままでは悪名高き違法CB無線機
これを28MHz化改造して使用に耐える程度に劣化部品を交換すると結構手間が掛かるよね~
まぁ28MHz改造してもおそらく自分では使わないし・・・
って事でたぶん放置プレーかな

あっ、ウチはCB機の修理は行っておりませんのであしからず。
完全28MHz化(CB帯の水晶はすべて処分)に限り、できることはさせていただいてますので・・・

CB帯を受け持つ水晶が入ってると、送信禁止処置をしてあっても違法機とみなされるそうだよ~ん。

修理してないわけやないんですけど、写真を撮ってなかったりでブログネタにするのをサボってます。
今日はちょいとゆっくり修理できたんで写真も撮りました。
本日の患者さんはICOMのIC-2720D
症状は電源が入らない。
まず一般的に考えるのは逆接か過電圧で逆接ダイオードとかツェナーを疑うんですが、そこは問題なし。
フロントパネルを他のIC-2720と交換すると電源が入る。
問題のないフロントパネルを故障した方の本体につなぐと電源は入らず。
異常があるのは本体側に間違いなし。
セパレートケーブルがない状態で来たジャンク状態なんで、どのようになって故障したのかもわからなかったんですが、
以前に他の機種で経験した「セパレートケーブルの断線によるショート」を思い出してそのあたりをチェック。
それがビンゴでした。
本体側からフロントパネルに電源を送ってるラインにヒューズ的に入ってる1Ωの抵抗がアウトでした。
チップ抵抗なんですが、そんなの手元にないので・・・
とりあえず部品箱から1Ωの抵抗探し出して仮付け。

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ちゃんと電源が入りました。

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1Ωの抵抗を基板の部品の乗ってないスペースにうまく納めシールドカバーを付けて完成です。
まだ手は震えないけど、そろそろ拡大鏡 がないと厳しいかなぁ

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