アンテナ工事の仕事が冬眠に入りましたので作戦を練っていたアンテナ製作を開始しました。
いつものようにありあわせ材料でちょこちょこやってますのでなかなか進みませんが・・・
写真の一番下側は7MHzのモービルホイップで全長1.9m。
当店オリジナル7MHz空芯コイルアンテナと同じ原理の1/4センターローディングです。
私の通勤快足 件 営業車(軽自動車)のアンテナ取付位置がちょいと低い位置なので当店オリジナル空芯コイルアンテナではコイルが屋根の上まで出ないし、軽に付けるには基台がしっかりしていてもボディーが負けてしまいます。
なのでマストを少し長くコイルを小さくして作ってみました。
水道パイプ(40mm)に1.2mmのスズメッキ線を自在ブッシュを使ってスペース巻き。
マストはかなり昔のRSLシリーズ(ヤエスのアンテナ)を使って接続ネジの変換アダプターをこしらえてコイルを乗せてます。
マッチングは680pFのコンデンサーを使用してSWR=1:1.2です。
送受信の感触は、まぁこんなもんでしょ ってとこですね。
軽自動車でラジアル成分も小さいし、メーカー製、自作を問わずなにを付けても極端にビックリするほど飛んだり聞こえたりすることは無い訳ですが、コイルの細い超短縮の舐めたアンテナやブロードバンドアンテナなんかよりははるかに成績優秀です。
そう言ってしまうとオリジナル空芯コイルアンテナを否定してるように聞こえますかね
否定してませんよ ちゃんと違いがわかっていただけるアンテナですのでね
写真の上側から3本は3.5MHzの固定用に作りかけているものです。(3本をつないで1本のアンテナになる)
VUのGP(第一電波 X510)の残骸を使ってローディングタイプのバーチカルにしようと思ってます。
このGPは雷さん の餌食になったもので一番上の部分は爆発してたので、その部分はヘリカルに使う竿を径をあわせて代用しました。
全長は約4.6mでローディングコイル部分はコイツも水道パイプ(50mm)です。
パイプの両端にキャップをかぶせ、そのキャップに穴を開けてファイバーに通してるだけです。
コイルは2mmのIV線を約16mほど巻きました。(予定では巻き過ぎなはず・・・まだ未調整)
エレメントはワイヤーアンテナなどに使うKIV線の切れっ端を適当につないでファイバーに沿わせているだけ。
ラジアルはメーカー製の3.5&7MHzワイヤーDPの片側だけを使って短縮ラジアルにする予定です。(これも同等品を作ります。)
低い位置に仮設して調整すると対地間の容量や建物などの干渉で実際使用する高さでの値と変わって2度手間になりそうなのでどうしようかなぁと思案中です。
10月に店のアンテナを移設しましたが、3.5MHzは第一電波の8バンドGP「CPVU8」しかなくってさすがに物足りないのでなんとか実用できるように仕上げてみようと思ってます。
防水や耐久性を考えなくっちゃいけないので結構時間が掛かるかも。
屋外での調整作業は寒いから放置プレーになっちゃうかも
あっそうそう、CPVU8もさすがに同調タイプのアンテナで、聞くだけなら7MHzのロータリーダイポールの方が長いから良く聞こえるやろと思いながら比較したら、こんなに短縮したアンテナでも同調しているCPVU8の方がはるかに良く聞こえますわ。
(13mH CPVU8と18mH7MHzR-DPで3.5MHzを受信したときの比較です。/7MHzはやっぱりR-DPの勝ちです。)
いまさらですがやっぱりアンテナはキッチリ同調してないとダメですなぁ
アンテナは大きい(長い)にこしたことないのは皆さんも承知でしょうが、アパマンハムさんなどでどうしても大きな(長い)アンテナは上げられないと言う条件があるならCPVU8も選択肢のひとつですよ。
大きなアンテナと比べると飛びも受けも良くないのは当然ですが、このアンテナの事を理解してうまく設置してやるとちゃんと遊べるアンテナですわ。
アンテナが上げられないからHFは無理とあきらめないで、なにか方法があるはずやからご相談くださいね~
で自作アンテナが出来上がってCPVU8と比較したら負けちゃったりして・・・
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